NBAドラフト2024 予習 : 身体測定 前編

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ドラフトまであと10日ほどとなりました!
ドラフト予習ぜんっぜん書けてない!!!

昨年よりもさらに出遅れてますが、ドラフト候補生たちの身体測定・体力測定の結果を見ていきたいと思います。

今回は身長と体重。
体脂肪率の測定なくなっちゃったのすごく寂しいんだけどー

今年はドラフトコンバインに招待された選手の参加が義務となりました(詳細は過去記事参照)。
招待された78名のうち、シーズン中だった海外選手6名は、シカゴで開催されたドラフトコンバインには出席しませんでしたが、後日イタリアで※1、NBA主催のコンバイン的なものが開催され(参考)、そちらに出席していました。

ドラフトコンバインに招待された78名に、Gリーグエリートキャンプから追加で招待された5名を加えた、83名全員分の身体測定結果※2が、NBAの公式サイトに掲載されています。
Draft Combine Anthrometric | Stats | NBA.com

それ以外にエリートキャンプ参加者全員の測定結果Portsmouth Invitational Tournament (PIT) の測定結果もあるので、全部合わせると延べ※3190名近くの測定結果があります。

名前のカタカナ表記はかなり暫定です。のちのちこっそり修正したりするかも。
名前の後に* 印がついてる選手はアーリーエントリーを撤回した選手です。

※1 なんでイタリアでやってるのかというと、これ多分会場がadidasユーロキャンプやってたとこなんじゃないかと(開催地からの推測)
※2 体力測定はケガなどが理由で参加していない選手が何名かいる
※3 エリートキャンプとPITの両方に参加してる選手がいるので「延べ」です

身長(靴なし)

NBAの公式身長は、2019年から一応「靴なし」身長とされていて、今年はドラフトコンバイン、エリートキャンプとも公表されている測定数値は「靴なし」身長だけです。(PITは靴ありなので後述)

身長が一番高かったのは今年もザック・イーディくん(Zach Edey)で、7′3.75″(約223cm)。イーディくんは昨年もドラフトコンバインに参加したんですが、昨年の測定数値よりも0.5インチ高いです。

2番目に身長が高かったのはドノバン・クリンガンくん(Donovan Clingan)くんの7′1.75″(約218cm)、3番目に高かったのはクインテン・ポストくん(Quinten Post)の7′0″(約213.5cm)。 この3人が靴なし7フッターで、3人ともドラフトコンバインでの測定です。

Boston Collegeのクインテンポストくん(カタカナ表記は暫定)、よく存じ上げなかったんですが、オランダ出身なんですね。 2023-24シーズンのハイライト動画あったので置いときますね。

実況の発音だと「クインッッポスト」にしか聞こえない…

次いで、6′11.75″(約213cm)の選手が3名います。ドラフトコンバインのアレキサンドル・サーくん(Alexandre Sarr)、クレル・ウェアくん(Kel’el Ware)と、エリートキャンプのブランデン・カールソンくん(Branden Carlson)。

アレックスサーくん、NBA公式の測定結果ページの名前の表記がAlexandreになっているので、そちらに合わせました。Alexandreのカタカナ表記は、京都産業大学のフランス人の名前(一覧表)を参考にしてます。
米国界隈ではAlexと表記されいるのがほとんどで、OTE時代のこの動画でも本人はアレックスと名乗ってます。

「サー」よりやや「ソー」寄りな気もする

あとはエリートキャンプからドラフトコンバインに呼ばれたジェシー・エドワーズくん(Jessee Edwards)が6′11.5″(約212cm)で、ここまでの7名が6′11″以上です。

昨年(2023年)はドラフトコンバインとエリートキャンプの測定を合わせても、6′10″以上が7名しかいませんでした。今年は6′10″以上が14名いるので、身長の高い選手が多いのかもしれません…が、昨年は身長の高い選手が身体測定をしなかっただけかもしれません…(それにしても多い気はする…)

ちなみに昨年のドラフトコンバインで2番目に身長の高かったライアン・カルクブレンナーくん (Ryan Kalkbrenner)は今年もドラフトコンバインに招待されましたが、開催前にエントリーを撤回したので、今年の測定数値はありません。

身長が一番低かったのは、エリートキャンプのテレル・バーデンくん(Terrell Burden)で、5′8.75″(約174.5cm)。

結局Kennesaw Stateちゃんと見なかったな…テレルバーデンくんよく知らないな…と思いながらハイライト動画探してたら、高校ではMcEachernとAAUではA.O.Tと(つまりアイザックオコロくんシャリーフクーパーくんと)対戦してた!!!!!ぜんぜん覚えてないけど、当時もハイライト動画見たはず。ということで2019年の高校時代のハイライト動画置いておきますね。

2番目に低かったのは、ドラフトコンバインのマーク・シアーズくん* (Mark Sears) の5′10.25″(約178.5cm)、次いで、エリートキャンプのアイザイア・スティーブンスくん (Isaiah Stevens)が5′11″(約180.5cm)、エリートキャンプのジェーレン・ハウスくん (Jaelen House) が5′11.25″(約190cm)で、この4人が靴なし6フィート未満。

マークシアーズくん(エントリーは撤回)のカレッジ公式プロフに記載されている身長は6-1なので、カレッジ公式身長が靴ありな可能性を考慮しても、思ってたよりちょっと低かったかな。
試合の時、ママさんが客席で一緒にフリースローのモーションするのチャーミングで斬新だから、見たことない方は是非。

ジェーレン・ハウスくん (Jaelen House) は、エディ・ハウスくんのご子息で、マイク・ビビーの甥っ子です。高校時代はマイクビビーHCの元(Shadow Mountain HS)でプレーしていました。

6′1″未満の選手があと4名います。
ドラフトコンバインのKJシンプソンくん (KJ Simpson) とジャマール・シェッドくん (Jamal Shead) が6′0.25″(約183.5cm)、エリートキャンプのジャミーア・ネルソン・Jrくん (Jameer Nelson Jr.)と、エリートキャンプからコンバインに招待されたブギー・エリスくん (Boogie Ellis) が6′0.75″(約185cm)。

ブギーエリスくんの「ブギー」はニックネームで、本名は「Rejean」。
高校時代からずっと気にかけていて、昨季のカレッジお気に入りTOP5でもあります。どうぞよろしくお願いします。

ジャミーア・ネルソン・Jrくんは、その名のとおりジャミーア・ネルソンさんのご子息です。

PITの身長は靴あり

PITの身長測定は「靴あり」です。なので、コンバインやエリートキャンプとは比較できないですが、参考までに特筆しておきたいところだけ。

PITの測定で一番身長(靴あり)が高かったのは、ジャマリオン・シャープくん (Jamarion Sharp)で7′3.75″(約223cm)。 カレッジ公式プロフの身長は7-5で、巷でも一番背の高い選手とか言われてましたが、そこまでじゃなかったですね…とはいえ、見たとおりもろもろ長いので、そこら辺は次回に乞うご期待。

よいハイライト動画がなかったので、Ole Missの試合のハイライト動画を置いておきますね。

エリートキャンプからドラフトコンバインに呼ばれたジェシー・エドワーズくんは、PITでも測定しています。エリートキャンプでの靴なし身長は6′11.5″(約212cm)で、PITでの靴あり身長は7′0.5″(約215cm)なのでだいたい認識とあってますね。

PITの測定一番身長(靴あり)が低かったのは、シャハーデイ・ウェルスくん (Shahada Well) の5′11.5″(約181.5cm)、2番目に低かったのがマックス・エースミスくん (Max Abmas) の6′0″(約183cm)。

Shahadaのカタカナ表記は、UTA時代の公式のName Engineの音声を参考にしてます。たぶん本人発音。

今年のドラフト候補生の中で名前の発音が最も難しい(というかトリッキーな)1人だと思うマックス・エースミスくん。2021年のNCAAトーナメントでの活躍で一世を風靡した時にずいぶん話題になってましたが、「Abmas」はドイツ語由来らしいです。

Texasの公式プロフにも「ACE-miss」と書かれているので、アタシ的にはカタカナ表記「エースミス」に落ち着きました(過去にはエイスミスって書いたりもしてる気がする)。

上位指名候補に小柄なガードが多い

近年と比べて、ロッタリー圏内の指名予想に6′3″未満(180cm台)の比較的小柄なガードが多い気がします。

ロバート・ディリングハム6′1″(約185.5cm)
リード・シェパード6′1.75″(約187.5cm)
ジャレッド・マケイン6′2″(約188cm)
デビン・カーター6′2.25″(約188.5cm)
アイザイア・コリアー6′2.5″(約189cm)

参考までに昨年(2023年)のドラフトで、14位までに指名された6′3″未満の選手は、スクートヘンダーソンくん※4とケイソンウォレスくん(コンバイン当時6′2.5″)だけ。一昨年(2022年)は測定をしてないジェイデンアイビーくんがひょっとしたらもしかしたら靴なし6′3″未満の可能性があるような気もするだけで、それを除けば29位で指名されたタイタイくんまで6′3″未満の選手はいませんでした。

※4 スクートくんはドラフトコンバインの測定してないんですが、公式プロフの身長がイグナイト時代は6′2″、NBAでは6′3″なので、まぁ靴なし6′2″台以下だろうなという推測です。

体重

体重は、ドラフトコンバイン, エリートキャンプ, PITを全部まとめて見ていきます。

体重が一番重かったのはザック・イーディくんの299ポンド(約135.5kg)。エリートキャンプとPITを含めても一番重いので、今年の測定数値があるコの中で300ポンド超えのコはいません。

2番目に重かったのはドノバン・クリンガンくんの282ポンド(約128kg)。次に重いコは269ポンドなので、この2人が圧倒的に重いです。

体重が一番軽かったのはPITのエリック・ゲインズくん (Eric Gaines)の148ポンド(約67kg)!!! 驚きの軽さすぎて3度見くらいしました。ちなみに身長は6′1.25″(約186cm)です。

エリックゲインズくんカッコよくってすごく好きなので、どうぞお見知りおきのほどを。身体能力高くって、ダンクやブロックの動画がたびたびバズってたので、見たことある人もいるかも。高校時代は「Baby Ja Morant」とか言われたりもしてました。

2番目に体重が軽かったのは、ドラフトコンバインのロバート・ディリングハムくん (Robert Dillingham)で164.2ポンド(約75kg)。昨夏の時点で172ポンドまで増やしたと言われていて、カレッジ公式プロフは176ポンドとなっているので、そこら辺比べるとずいぶん軽いでが、カレッジに入学した時点では155ポンドだったと言われているので、その頃よりはだいぶ重くなってます。

今年のドラフト候補生の中で1番好きと言っても過言ではないので、どうぞよろしくお願いします。Mock Draftの評価が下がってきて、うちでも取れちゃう(私欲)?とちょっとドキドキしはじめてます。ディリングハムくんの高校時代・OTE時代・カレッジ時代のフルゲーム動画56本をYouTubeのプレイリストにまとめたので、リンク置いておきますね。
NBA Draft 2024: Robert Dillingham – YouTube

あ、あと体重といえば、特筆しておきたいことが。
ドラフトコンバインにもエリートキャンプにもPITにも参加していないので、ドラフト前プロセスでの公式な測定数値がないのが至極残念なんですが、今年のNCAAトーナメントで大活躍だったDJバーンズくん (DJ Burns Jr.)は、体重をシーズン後に45ポンド(約20kg)落としたとか。この記事についてるワークアウトの動画見ると、動きが軽くなってる気がするー
DJ Burns has lost 45 pounds while preparing for the NBA Draft (PHOTOS)

今年のNCAAトーナメントでのハイライト動画も置いておきますね。

余談

次回は、Standing ReachとWingspanを見ていきます。

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