FIBA 2025 U16 AmeriCup (アメリカ選手権) USA代表チーム

広告

前大会まではAmericas Championshipでしたが、今回からAmeriCupに名称が変わりました。

U16 AmeriCup(アメリカ選手権)は2年ごとに開催される大会で、北米、中米、カリブ海、南米の国や地域が参加して、アメリカ大陸(Americas)におけるU16のチャンピオンを決定します。この大会は翌年に開催されるFIBA U17ワールドカップ(世界選手権)のアメリカ大陸予選も兼ねています。

2025年のU16 AmeriCupは、現地6/2から6/8にメキシコのシウダー・フアレスで開催されました。
FIBA U16 AmeriCup 2025 Official Website | FIBA Basketball

今大会で優勝したのはUSA。
2009年に第1回大会が開催されて以来、9大会連続の優勝だそうです。

U16アメリカ選手権ができたのが2009年で、U17世界選手権ができたのが2010年なの今初めて知ったわ…このブログで最初にU17米代表について書いたの2010年なんだけどあれ第1回大会だったのか…

MVPはUSAチームんナシール・アンダーソンくんでした。

All-Star 5は以下の5名。
USAチームからは、ナシール・アンダーソンくんとマーカス・スピアーズくんが選ばれました。

試合のフルゲーム動画やハイライト動画はFIBAの公式YouTubeチャンネルで見ることができます。
フルゲーム動画は公式のプレイリストになってました。
FIBA U16 AmeriCup 2025 – YouTube

アメリカ高校バスケをチェックしたい人にオススメ

「アメリカ高校バスケ 注目選手」というキーワードで検索して、このブログに来てくださる方がいるんですが、そんな方にU16 AmeriCupをオススメしたい!
実際アタシ自身、U16代表で知ってそこからずーっとNBA選手になるまで(なってからも)追いかけてるコは多いです。

U16 USA代表の選手は、同年秋からSophomoreになる選手(Rising Sophomore)とJuniorになる選手(Rising Junior)で構成されているので、これから注目度の高まっていく選手が揃っています。下級生なので、上級生と比べてまだ話題になることも少なめです。

せっかくアメリカ高校バスケ選手をチェックするなら、下級生から追いかけて欲しい!
下級生から追いかけると、体格やプレーがどんどん進化していくとこが見れるし、上級生になってぐんぐん巷の評価が上がっていくところが見れたりするから、思い入れもじゃんじゃん深まります。

あとU16代表は、U18やU19よりもガチの世代最強メンバーが揃うことが多いので、のちのち振り返るとものすご〜く豪華なメンバーだったりします。

※U18は新大学生、U19はNBAドラフト対象選手と年齢層がかぶるので、最強選手が揃わない場合が多い

2025 U16 USA代表チーム

というわけで、今年のU16米代表のメンバーを見ていきましょう。

2025 Men’s U16 National Team Roster – 5×5 U16 Men’s AmeriCup – USA Basketball

それぞれの選手の紹介文は、Google Geminiに書いてもらいました。
アタシはバスケのことよくわからないので、生成された紹介文の真偽のほどもよくわかりませんが、ぜひ今大会のフルゲーム動画見てその目で確認してみてください。手っ取り早く知りたい方のために、全員ハイライト動画もつけときました。

前述のように試合はすべてFIBA公式YouTubeチャンネルで見ることができます。
Team USAの試合だけのプレイリストを作成したので、ご活用ください。
FIBA U16 AmeriCup 2025 – Team USA – YouTube

あと、各所リクルートランキングを添えてますが、記事書いてる時点でClass of 2028のランキングはメジャーどころではESPNしか出してません。この記事書いてる時点(2025年7月)での順位です。

ポジションや身長はUSAバスケ公式サイトのものですが、大会後に転校したコもいるので高校は公式プロフとは違ってるとこもあります。

背番号 名前 (Name)
ポジション / 身長 / 学年 / 高校
リクルートランキング

4 コルトン・ヒラー (Colton Hiller)

F-G / 6-5 / Class of 2028 / Coatesville, PA
ESPN: 4

卓越したシューティングガード。「Lights-out shooter」と評されるほどのシュート力を持ち、キャッチ&シュートでもドリブルからでも高確率で決めることができる。フィジカルも強く、完成度の高いスコアラー。

5 ナシール・アンダーソン (Nasir Anderson)

G / 6-3 / Class of 2027 / Prolific Prep, FL
247Sports: 12 / ESPN: 17 / Rivals: なし

得点力に優れたコンボガード。力強いドライブと3ポイントシュートの両方でスコアできる能力を持ちながら、司令塔としてゲームをコントロールする力も兼ね備えている。

6 キャメロン・マーサー (Kameron “Kam” Mercer)

F / 6-5 / Class of 2028 / Overtime Elite
ESPN: 6

攻守両面で影響力を発揮するウイング。高いIQを持ち、常に的確なプレーを選択できます。相手のエースを守れるディフェンス力と、ドライブやパスで攻撃を組み立てる能力を兼ね備えています。

7 メイソン・コリンズ (Mason Collins)

F-G / 6-6 / Class of 2028 / Christ School, NC
ESPN: 12

非常に万能なフォワード兼ガード。サイズ、スキル、運動能力を高いレベルで兼ね備えている。アウトサイドシュート、ドライブ、アシスト、ディフェンスと、あらゆるプレーをこなせるオールラウンダー。

8 ジョーダン・ペイジ (Jordan Page)

F-G / 6-5 / Class of 2027 / Broughton, NC
247Sports: 10 / ESPN: 8 / Rivals: 13

恵まれた体格と爆発的な運動能力が魅力のシューティングガード。一目見ただけで才能が分かる「eye test」に合格する選手と評され、滑らかな動きと高い得点ポテンシャルを持っている。

9 AJ・ウィリアムス (AJ Williams)

F-G / 6-5 / Class of 2028 / Dutchtown, GA
ESPN: 2

非常に成熟したプレーを見せるエリートウイング。少ないドリブルで効率的に得点する洗練されたオフェンスが特徴。フィジカルが強く、リバウンドにも積極的に絡むことができる。

10 シェイレン・シェパード (Shalen Sheppard)

F-C / 6-8 / Class of 2028 / Brentwood School, CA
ESPN: 8

勝負強さが光るフォワード兼センター。得点、リバウンド、アシストを高いレベルでこなし、特に試合の重要な局面で力を発揮するクラッチプレーヤーとしての評価が高い選手。

11 ベントリー・ルサクエノ (Bentley Lusakueno)

F-C / 6-10 / Classs of 2028 / Pace Academy, GA
ESPN: 1

6フィート10インチの長身を持つフォワード兼センター。現時点では詳細なスカウティングレポートは限られるが、そのサイズからインサイドでのリバウンドやゴール下のディフェンスでの貢献が期待される選手。

12 ベッカム・ブラック (Beckham Black)

G / 6-2 / Class of 2027 / Southeastern Prep, FL
247Sports: 19 / ESPN: 22 / Rivals: 36

コート上の司令塔(フロアジェネラル)と評される純粋なポイントガード。高いバスケットボールIQと広い視野を持ち、正確なパスでチームメイトを活かすプレーを得意とする。NBA選手アンソニー・ブラックの弟。

13 マーカス・スピアーズ・Jr (Marcus Spears Jr.)

F / 6-7 / Class of 2027 / Dynamic Prep, TX
247Sports: 3 / ESPN: 4 / Rivals: 9

元NFL選手と元WNBA選手の息子で、驚異的なポテンシャルを持つフォワード。恵まれた身体能力とバスケIQを兼ね備え、急速にオフェンススキルを向上させている将来有望な選手。

14 CJ・ロサー (CJ Rosser)

F / 6-9 / Class of 2027 / Northern Nash, NC
247Sports: 4 / ESPN: 3 / Rivals: 1

学年No.1と評価されるエリートフォワード。6フィート9インチの身長でインサイドでもアウトサイドでもプレーでき、非常に高い得点能力とリバウンド力を誇ります。攻守にわたりゲームを支配する力がある。

15 エリック・ダンピアー・Jr (Erick Dampier Jr.)

C / 6-10 / Class of 2028 / Madison-Ridgeland Academy, MS
ESPN: 3

元NBA選手の父を持つ、支配的なセンター。6フィート10インチの恵まれた体格を活かしたペイント内での得点、リバウンド、ショットブロックが最大の武器です。エネルギッシュなプレーも特徴。

Class of 2027(高校新Junior)が5名、Class of 2028(高校新Sophomore)が7名。
この記事を書いている時点での年齢は15歳が7名、16歳が5名です。

紹介文にも書いてますが、ベッカム・ブラックくんはアンソニー・ブラックくんの弟で、エリック・ダンピアー・Jrくんはエリック・ダンピアーさんのご子息です。

今年のU16米代表で特にお気に入りの選手

ベッカム・ブラック

前述のとおりアンソニー・ブラックくんの弟です。
兄の試合動画見てたら、客席の姿が映されていてその時に知りました。

今秋からの新シーズンは転校することになりましたが、高校最初の2シーズンはテキサス州の強豪高校Duncunville HSでプレーしていました。近年では兄アンソニー・ブラックくんやロン・ホランドくんが在籍していたチームで、昨季2024-25はテキサス州の州大会で優勝しました。

2021年U16米代表でホランドくんを好きになった時から、Duncunville HSは熱心にチェックしているので(他にも推しがいるからね)、なにげにベッカムブラックくんもFreshmanの時から見ていることになります。

初めて見た頃は5-11とか6-0とかだったと思うんだけど、USA公式プロフでは6-2、巷では6-3とも言われてます。でもまだ伸びてる感じする。

昨季までDuncanville HSのHCだったデビッド・ピーヴィーさんは、2025年のドラフトで指名されたマイカ・ピービーくんの父ちゃんで、ブラック兄弟にとっては継父(stepfather)です。
このたびピービーさんがSoutheastern PrepのHCに就任したことに伴って、ベッカムブラックくんも転校することになったようです。Duncunvilleじゃなくなっちゃったの寂しい…

Freshmanの頃からスターターだったので、高校2シーズンが終わったばかりとはいえ、すでに上級生のような雰囲気もあります。Geminiが書いてくれた紹介文にある「フロアジェネラル」っていうのはしっくりくる!ちなみに、今年のEYBL E16のシーズンゲーム(って言い方でいいのかな)では、APG8.1でした。

いつまで見れるかわかんないけど、EYBLのスタッツへのリンク置いておきますね。
▽EYBL E16 Session2とSession 4のスタッツ
Nike EYBL – Stats — Nike EYBL
▽Peach Jam E16のスタッツ
Nike EYBL – Stats — Nike EYBL

キャメロン・マーサー (Kameron Mercer)

Kam Mercer 表記なことも多いです。
Class of 2028なので、高校Freshmanシーズンが終わったところ。
初めて見たのは昨季始まる前のこの動画なんですが、高校になったばかりとは思えないフテブテしいルックス(ベテラン顔とも言える)が気になったのがきっかけです。

昨季はHuntington Expression Prepでプレーしていたのですが、シーズン終了後にOvertime Eliteと契約しました。なんか大層なNIL契約もゲットしたらしいですよ。

ディリングハムくん、マイケルブラウンくん、ジャスパージョンソンくんに続きアタシのお気に入りTOP5意外とOTEに行きがちなんじゃないかと思い始めた今日この頃(実はこの春にもう1人推しがOTEと契約してる)。

あと、つい先日終わったばかりのPeach Jamの16Uで、キャメロンマーサーくんの所属しているIndy Heatが優勝しました。

今年のPeach Jam E16では、APG 2位でした。(3位がベッカムブラックくん)

ちなみに4位のタイロンジェイミソンくんと5位のキングギブソンくんは、Class of 2027のお気に入りTOP2なのでどうぞよろしく。

キャメロンマーサーくんは、7月のEYBL Session 4とPeach Jamしか参加してなかったぽいな。いつまで見れるかわかんないけど、EYBLのスタッツへのリンク置いておきますね。
EYBL E16 Session 4のスタッツ
Nike EYBL — Nike EYBL
Peach Jam E16のスタッツ
Nike EYBL – Standings — Nike EYBL

実はアタシまだこの大会の試合見てないので(U16あるある)、高校新シーズンの予習、未来のドラフト予習のためにもこの夏の間に見ておきたいです。

余談

ここに書くなよって感じの長さなんですが(あるある)、とりあえずまとまった分だけ(お蔵入りにしないように)ここに載せといてあとで分けるかも。

リクルートランキングの話

今回のプロフィールにリクルートランキングを添えた「Rivals」は、2007年以降Yahoo傘下だったんですが、2025年春にOn3の親会社に買収されました。そのため、これまでのOn3のリクルート関連コンテンツがRivalsになってます(意味わかるかな)。なのでこれまでのRivalsよりちょっと攻めてるランキングになってますね。 On3の方はカレッジ情報に特化するみたい(参考)。

リクルートランキングを出している有名どころのサービスのうち、247Sports, Rivals、かつてあったScout.com、2021年に創設されたOn3は、買収やら統合やらで巡り巡ってるんですが、今回On3がRivalsを買収したことで1周回った感が。
なんとなく流れは知ってるんだけど詳細調べるのがめんどくさくて、経緯をClaudeにまとめてもらったのでご参考までに。概ねアタシの認識とあってるので、そのまま載せてます。

ここからClaudeが生成したテキスト

買収・統合の流れ

  1. 1998-2007年: Rivals.comとScout.comが競合として成長
  2. 2007年: RivalsがYahooに売却 参考
  3. 2010年: Shannon TerryがRivalsを離れて247Sportsを創設
  4. 2015年: 247SportsがCBSに買収 参考
  5. 2017年: 247SportsがScout.comを買収 参考(CBSの傘下で)
  6. 2021年: Shannon TerryがOn3を創設
  7. 2025年4月: On3がRivalsを買収 参考,参考、Yahoo Sportsとパートナーシップ

主要人物

Jim Heckman(創業者の一人)
  • 1998年:Rivals.comを創設
  • 2001年頃:ScoutをThe Insidersとして創設(後にScout.comに)
  • 2005年:Scout.comをFoxに売却
Shannon Terry(もう一人のキーパーソン)
  • 2000年:Rivals.comを共同創設(Heckmanと)
  • 2001年:RivalsのCEOに就任
  • 2007年:RivalsをYahooに売却(約1億ドル) 参考,参考
  • 2010年:247Sportsを創設 参考
  • 2015年12月:247SportsをCBSに売却 参考
  • 2020年8月:CBSを離脱 参考
  • 2021年:On3を創設

現在の状況

  • 247Sports: CBS傘下、Scout.comを統合済み
  • On3: Shannon Terry創設、Rivalsを買収してYahoo Sportsと提携
  • ESPN: 独立して存在

つまり、Shannon Terryという人物が3つのサービス(Rivals→247Sports→On3)を次々と創設し、古参のScout.comは247Sportsに統合され、最終的にTerryの新会社On3が古巣のRivalsを買い戻すという、非常に複雑な関係になっています。

ここまでClaudeが生成したテキスト

時系列の図も作成してもらったので、こちらもあわせてどうぞ。
NCAAリクルートサービス変遷図(HTML版) | Claude

コメント

タイトルとURLをコピーしました