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NBAドラフト 2018 乙女視点的予習 : 身体測定 前編

今年も大幅に出遅れておりますが(もう6月だしっ)、ドラフトコンバインでの身体測定と体力測定の結果を見ていきたいと思いますっ。

んでもその前にいくつか。

NCAAの定めたアーリーエントリー撤回期限が過ぎなので、エントリーを取り下げた選手の公式なリストが出ています。
One hundred early entry candidates withdraw from 2018 NBA Draft presented by State Farm – NBA.com: NBA Communications

ちょっとビックリしたのが、Kansasのラジェラルド・ヴィックくんがエントリーを取り下げたこと。エントリーした時のアナウンスで現時点ではエージェントと契約する予定はないと言っていたものの、ママさんが「100 percent; we are going pro」ってコメントしてたから。
巷の予想では、KUに戻る可能性は低そうとか、Gリーグ行くんじゃないかとか言われてますが、どうなるのかなぁ。戻ってくれたら心強いんだけど。

100人が撤回したようなので、NCAA組81人残ってるってことかな。結構多い?
NBA側のエントリー撤回期限はドラフトの10日前(現地6/11)なので、NCAA組も海外組もこの日までエントリーの撤回は可能です。(大学には戻ってプレーすることはできないですけど)

誰が取り下げて誰が残ったのかは、こちらに両方まとまっています。
NBA Draft Early Entrant & Withdrawal List – RealGM

現在、海外選手を対象としたNBA Global Campが開催中です。ここでは触れませんが、こちらも身体測定・体力測定の結果が出ています。
NBA Global Camp

はい、では本日の本題。

今年のドラフトコンバインは現地5/16-20に開催されました。
ドラフトコンバインそのものを辞退した上位指名候補は、近年と比べると少なかった気が。


当初から辞退とされていたのは、デアンドレ・エイトンくん (DeAndre Ayton)、ルカ・ドンチッチくん (Luka Doncic)、ロバート・ウィリアムスくん (Robert Williams)、Dzanan Musaくんの4人。直前になって辞退したのが、ジャレッド・ヴァンダービルトくん (Jarred Vanderbilt)、ミッチェル・ロビンソンくん (Mitchell Robinson) 、チャンドラー・ハッチソンくん (Chndler Hutchison) の3人。

直前に辞退した3人の代わりに、テオ・ピンソンくん (Theo Pinson)、レイ・スポルディングくん (Ray Spalding)、カーセン・エドワーズくん (Carsen Edwords) なんかが追加で招集されてました。補欠のコたちって、いつ呼ばれてもいいように待機してんのかな。エドワーズくんとかほんとギリギリの参加だった気がするし。

ドラフトコンバインそのものを辞退したコは少なめでしたが、参加したコのうち、マービン・バグリーくん (Marvin Bagley)と、ミケル・ブリッジスくん (Mikal Bridges)くんは身体測定も体力測定もしていません。身体測定はしたけど体力測定してないってコは13人ほどいます。両方測定したけどドリルやスクリメージには参加しなかったコもいます。そこら辺はNBA.com/Statsでご確認ください。もろもろ測定数値のほか、シューティングドリルの結果やスクリメージのBox Scoreも見ますよ。
NBA.com/Stats | Draft Combine

今年の身体測定は公式に測定結果が発表されるまで、ほっとんど情報が出てきませんでした。ちらっとバンバくんのwingspanがすげーとか言われてたりはしたんですが、写真も動画も数値も出てこなかったです。ホントにやってんのかな?って思ったくらい。つまりカワイコちゃんが壁に貼り付いてる姿は見れなかったわけですよ…シクシク
なんか2015年くらいをピークに、ドラフトコンバインとか各チームのワークアウトとか巷に出てくる情報が減ってきてるような気もするんだけどー。

はーい。
では、身体測定の結果を見ていきましょー。
NBA.com/Stats | Draft Combine Anthrometric

名前のとこに*印つけたコたちは、アーリーエントリー撤回したコたちです。

身長

一番身長が高かったのは、アイザック・ハースくん (Isaac Haas)で、靴なし7’1.25″ (約216.5cm)、靴あり7’2.75″ (約220cm)。靴なしで7フィート越えてるのはハースくんだけです。

2番目に身長が高かったのは、ブランドン・マッコイくん (Brandon McCoy)で、靴なし6’11.5″ (約212cm)、靴あり7’0.5″ (約214.5cm)。マッコイくん見なきゃ見なきゃって思ってて結局フルゲームは1試合も見なかったので、Arizona戦のハイライト動画おいときますね。デアンドレ・エイトンくんとのマッチアップです。
https://www.youtube.com/watch?v=7fz9r24l44Y

モハメド・バンバくん (Mohamed Bamba)は、靴なし6’11.25″ (約211.5cm)、靴あり7’0.75″ (約215cm)。靴ありだとマッコイくんよりバンバくんんの方が若干大きいです。あとは、ウドカ・アズブキーくん* (Udoka Azubuike)が、靴なし6’10” (約208cm)、靴あり7’0.25″ (約214cm)で、この4人が靴あり7フィート越えです。なんかバンバくん7’2″くらいな気がしてたんだけど、それあれだわボルボルくんと混同してるわ笑

靴なしだと、モリッツ・ヴァーグナーくん (Moritz Wagner)の方がアズブキーくんより大きくて、靴なし6’10.5″ (約209.5cm)、靴あり6’11.5″ (約212cm)。あとは、ジョンテイ・ポーターくん* (Jontay Porter)が、靴なし6’10” (約208cm)、靴あり6’11.5″ (約212cm)で、この6人が靴なし6’10″越えでした。みなさんご存知かと思いますが、ジョンテイ・ポーターくんは、マイケル・ポーターくんの弟です。念の為。

一番小さかったのは、カーセン・エドワーズくん* (Carsen Edwards)で、靴なし5’10.75″ (約180cm) 、靴あり6’0″ (約183cm)。次に小さかったのは、アーロン・ホリデーくん (Aaron Holiday)で、靴なし5’11.75″ (約182cm)、靴あり6’0.75″ (約185cm)。今回靴ありで6フィートに満たなかったコはいなくって、靴あり5フィード台はこの2人だけでした。みなさんご存知かと思いますが、アーロン・ホリデーくんは、ジャスティ and ジュルー・ホリデーの弟です。念の為。

靴なしで6’1″未満(185cm以下)のコが4人いて、デボンテ・グレアムくん (Devonte Graham) とジェボン・カーターくん (Jevon Carter)が、靴なし6’0.25″ (約183.5cm)、靴あり6’1.5″ (約186.5cm)、トレー・ヤングくん (Trae Young)が、靴なし6’0.5″ (約184cm)、靴あり6’1.75″ (約187cm)、コリン・セクストンくん (Collin Sexton)が、靴なし靴なし6’0.5″ (約184cm)、靴あり6’1.5″ (約186.5cm)。

グレアムくんの今季のハイライト動画おいておきますね。

去年・一昨年と比べると、6フィート以下のコは少ないけど、6’1″未満のコはちょっと多いです。エドワーズくん以外はなんとなくもう1インチくらい大きいような気がしてたのよね…っていうか、全体的に思ってたよりちょっと小さいってコが多いんだけど、それってもしかして高校生ばっかり見てたりとかするからかしら。

体重・体脂肪率

体重が一番重かったのは、アイザック・ハースくんの303ポンド (約137kg)、体脂肪率は12.55%で3番目に高いです。2番目に重かったのは、ウドカ・アズブキーくん*の273.8ポンド (約124kg)、3番目に重かったのは、オマリ・スペルマンくん (Omari Spellman)の253.8ポンド (約115kg)。

アズブキーくん(エントリー撤回しましたけど)は、大学入った時には300ポンドくらいあったんですが、17-18シーズン開幕前には266ポンドまで落としました。そっから再び増えた体重は全部筋肉だと。ちなみに体脂肪率は7.95%。
Think Reaching the Final 4 Is Tough? Then You Haven’t Met Kansas’ Udoka Azubuike | Bleacher Report

スペルマンくんも、academic redshirtでプレーできなかった16-17シーズン中に、50ポンドくらい体重落としたそうです。体脂肪率も25%くらいあったのが、今回の測定では13.5%。かなり減ったとはいえ、今回の測定では2番目の高さでした。
Villanova’s Omari Spellman Shares Secrets To His Weight Loss Success « CBS Philly

体脂肪率が一番高かったのは、ジョンテイ・ポーターくん*の13.85%。あと、ジェイレン・バーフォードくん (Jaylen Barford)が11.65%で、10%越えは4人。

身長のわりに体重が重たいのは、サガバ・カナテくん* (Sagaba Konate)。靴なし身長6’6.5″ (約190cm)で、246ポンド (約112kg)。これスタンリー・ジョンソンくんを全体的にちょっとだけ大きくした感じです。

エントリー撤回たので、ドラフト予習的にはいらないと思いますが、カナテくんのハイライト動画おいときますね。来季のカレッジバスケを楽しみにしてください。

体重の軽いTOP3は、トレー・ヤングくんの177.8ポンド (約80.5kg)、ジェイレン・ハンズくん* (Jaylen Hands)の179ポンド (約81kg)、シェイ・ギルジャス=アレギザンダーくん (Shai Gilgeous-Alexander)の180ポンド (約81.5kg)と、わりと納得な結果。

体脂肪率の少ないTOP3は、シェイ・ギルジャス=アレギザンダーくんの3%、ブルース・ブラウンくんの3.75%、タイアス・バトルくん* (Tyus Battle)の4%。毎年思うんですけど(去年も書いた気がしますけど)、体脂肪率3%って人間っていう生き物として大丈夫なんですかね…笑
TOP3には入らなかったけど、ジェボン・カーターくんは身長のわりに、体重重めな196.2ポンド (約90kg)なのに、体脂肪率4.15%なのすごいなぁと。

ジェボン・カーターくんのハイライト動画置いときますね。なんかWVUの回し者みたいになってますけど…

Kentuckyのコたちは、シーズン開幕前のPro Dayの身体測定数値が出てるんですが、シェイくんその時は体脂肪率6.23%だったので、3%以上落ちたってことですね。Kentuckyからドラフトコンバイン参加した他のコたちも、軒並み体脂肪率は落ちてました。

シェイくん 6.23% → 3%
ハミくん 5.28% → 4.45%
ノックスくん 7.14% → 4.95%
PJワシントンくん* 9.7% → 6.85%

今回はここまで。
WingspanとかStanding Reachとかは次回。

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