17年ぶりにちょっと長めだった我がチームのNBAシーズンが終了しました。
というわけで、ぼちぼちドラフト予習をはじめましょう。
今年も例年どおり役に立たない情報満載でお届けする所存です!
※ロッタリーの結果はこちらの記事で
NBAドラフト関連のスケジュール
まずはドラフト関連のスケジュールの確認から。
NBA draft 2023: Key dates for draft, combine, lottery and deadlines
以下のリストにはNBA公式イベント以外も入れてます。
日付はすべて現地時間(ET)です。
4/12-15 Portsmouth Invitational Tournament (PIT)
4/23 アーリーエントリー締め切り
5/13-14 Gリーグ エリートキャンプ
5/15-21 NBAドラフトコンバイン
5/16 NBA ドラフトロッタリー
5/31 NCAA側のエントリー撤回期限
6/9-11 adidas ユーロキャンプ
6/12 NBA側のエントリー撤回期限
6/22 NBA ドラフト 2023
7/7-17 NBA サマーリーグ
ここ2シーズン開催してたTampa Bay Pro Combineは今年は開催されていないっぽいです。
adidasユーロキャンプが復活するよ
2017年を最後にadidasユーロキャンプが中止になり、NBA主催の後継イベント(NBAグローバルキャンプ)も1回しか開催されず、その後はコロナ禍で、海外選手向けのプレドラフトキャンプ的なものがしばらくなかったのですが、なんとadidasユーロキャンプが復活するそうです。
▷adidas Eurocamp Returns to the World Stage to Showcase Elite Hoopers and NBA Hopefuls
これって例の贈収賄事件のタイミングでadidasが手を引いたので、まさか同じ名前でまたadidasがやるとは思ってませんでした。もうほとぼりは冷めたってことですかね…
中身からっぽですけど公式サイトもできてました。
▷Eurocamp 2023
ドラフトコンバインの招待始まってます
アーリーエントリーの締め切りがすぎ、Gリーグエリートキャンプやドラフトコンバインへの招待が始まっているようです。
Rookie Wireに招待の情報がまとまっています。公式なものではないですが、ご参考までに。
▷NBA draft combine 2023: Which prospects have received invitations?
※2023.5.14追記
Gリーグエリートキャンプとドラフトコンバインの招待選手リストが公式から出ているので、リンク置いときますね。
▷NBA announces 78 players expected to attend Microsoft Surface NBA Draft Combine 2023 | NBA.com
Gリーグエリートキャンプの様子は公式YouTubeチャンネルで見ることができます。
▷NBA G League – YouTube
※5/16追記
今年も雑なアンケートをツイッターで投げてるので、よかったら回答してください!
PIT
Seniorの選手たちのためのショーケースであるPITは今年も開催されました.
コロナ禍特例の追加資格が残っている選手たちがいるので、PITに出場していてもカレッジに戻る選手もいるかと思います。
試合の結果などは公式サイトで。もろもろ測定結果はサイトには掲載されていないよう、Twitterで流れてきたのを置いておきますね。
平時と違うところ
昨年、一昨年にも書きましたが、NCAAのパンデミック特例で、2020-21シーズンに在籍していたすべてのWinter Sportsの選手に、追加のプレー資格が1シーズン与えられました。
通常は、NCAAで4年間のプレー資格を消化した選手は、自動的にドラフト対象となるのでエントリーを宣言する必要はありませんが、Seniorの選手でも追加のプレー資格がまだ残っている場合にはエントリーが必要です。
今年も昨季と同様に、追加資格がまだ残っているSeniorの選手と、プレー資格をすべて消化したSeniorの選手(Super Senior)が混在しています。前者はアーリーエントリーの必要がありますが、後者は自動エントリーの対象です。
あと、少し前に、新CBAでドラフト関連のルールがいくつか変更になるという話が話題になっていましたが、そこら辺は来年のドラフトからの適用だと思います。
アーリーエントリー締切
現地4/23にアーリーエントリーが締め切られ、公式のエントリー選手リストも公開されています。
▷NBA announces early entry candidates for NBA Draft 2023 | NBA.com
カレッジ組が194名、海外組が48名の合計242名。カレッジ組が少ないっ!!!
去年もずいぶん少なかったのですが、今年はさらに少ないです。海外組は去年の締切時点よりは12名多いですが、カレッジ組は50名以上少ないです。
カレッジ組と書きましたが、194名の中にGリーグに所属している海外選手2名が含まれています。なので、カレッジからのアーリーエントリーは実際には192名です。
学年ごとのアーリーエントリー人数を、昨年の締切時点の人数と比べてみましょう。
2022 | 2023 | |
Fr | 27 | 30 |
So | 26 | 21 |
Jr | 69 | 53 |
Sr | 124 | 88 |
学年があがるほどエントリーした人数が減ってるのが興味深いですね。カレッジ選手もNILで収入を得ることができるようになったので、下の方で指名されて保証のない契約するよりは、カレッジに残った方が安定した収入を得られるケースもあるのかもしれません。
Seniorを除いた通常のアーリーエントリー対象選手は、去年が123名、今年は104名。
これは、2016年にカレッジに戻るためのエントリー撤回期限がドラフトコンバインの後になって以降、最も少ない人数です。
昨年のツイートですが、ご参考までに。
36 internationals declaring for the NBA Draft is the lowest number since 2014. 123 non-college seniors declared, the fewest we've seen since 2016. 159 overall non-seniors declared, including internationals. Both numbers are way down across the board, the least since 2015. pic.twitter.com/NNusKB4gS6
— Jonathan Givony (@DraftExpress) April 27, 2022
スケジュールのとこに書いたように、カレッジに戻るタメのエントリー撤回期限は現地5/31です。公式なものではないですが、エントリー撤回の可能性があるかないかは、以下のサイトの一覧で確認するこができます。
▷2023 NBA Draft Early Entrant Tracker – Rookie Scale
※Gリーグ イグナイトやOvertime Eliteに所属している選手たち(スクートくんとかトンプソンくんたちとか)は、自動エントリー対象なのでこのアーリーエントリーのリストに名前は入っていません。(ここのルールが新CBAで変更になるらしい: 参考)
ロッタリーのクジ引き順と15位以降の指名順位
現地4/17に勝率が同じだったチームによるタイブレイカーが行われ、ロッタリーの確率や15位以降の指名順位についてなどが確定しています。
詳細は公式サイトで。
Ties broken for order of selection in 2023 NBA Draft presented by State Farm | NBA.com
ロッタリーの確率
(via 2023 NBA Draft Lottery Odds | Tankathon)
毎年毎年しつこく叫んでおりますが、1位を引く確率が一番高いチームが引く確率が一番高いのは5位です!5割近くの確率で5位になります!
我がチームは今年はついにロッタリー卒業🙌
ロッタリーに参加するみなさまは、妄想膨らませて待ちましょう。どうかご武運を🤞
※ロッタリーの結果はこちらの記事で
フルゲーム動画まとめ
今年のフルゲーム動画まとめは、YouTubeのプレーリスト作って終わりにしようかなって思ってたんだけど、ニックスミスくんの高校時代の試合動画が子ども向け動画の設定になってるっぽくてプレーリストに入れられないし、キヨンテジョージくんとジェイレスウォーカーくんとジェットハワードくんをまとめて見れる昨季のIMGアカデミーの試合動画はYouTubeのは消えちゃっててFacebookにしかないし…ということで、今年もここに書くことにしました…プレーリストも併用しようかなとは思ってるけど。
すでにつくったプレーリストがあるので、ひとまずここに置いておきますね。
まずは、NBAドラフト2023上位指名候補、双子のトンプソンくんたちのOTEでのフルゲーム動画です。2シーズン分33試合あります。
トンプソンくんたちについては、別途ドラフト予習記事も書く予定(というか途中まで書いてある)。
▷NBA Draft 2023 : Amen and Ausar Thompson – YouTube
あと、今年のNCAAトーナメントのフルゲーム動画もプレーリストにしました。現状ぜんぶで44試合あります。
▷2023 NCAA men’s basketball tournament games FULL REPLAY – YouTube
トーナメントについては、どの試合で誰が見れるリストみたいなの余力があったら書いておきたいです…
おまけ
アーリーエントリーの項で、カレッジ組194名の中にGリーグに所属している海外選手2名が含まれていると書きました。以下の2名。
Gael Bonilla / Capitanes (G League)
Djordjije Jovanovic / Ontario (G League)
2人とも米国外出身、米国外プロチーム → Gリーグ → アーリーエントリーのようです。
疑問に思ったのは、
① 昨季Gリーグでプレーしてるのに何でアーリーエントリーリストに名前があるのか
② 米国選手扱いなのか海外選手扱いなのか
まぁ考えてはみたものの結論は出てないんですが、未来の自分のためのメモとして残しておきます。
去年書いた指名対象となるための条件を改めて読みながら
NBAドラフト予習 : ドラフトの指名対象となるための条件
まず、①について。
米国選手の場合は「ドラフト年の1月1日より前に、世界のどこかのNBA以外のプロチームと選手契約を結んでプレーしている」、海外選手の場合は「ドラフト年の1月1日より前に、米国内のNBA以外のプロチームと選手契約を結んでプレーしている」と、自動エントリー対象になるので、アーリーエントリーの必要はない=このリストに名前は載らないはず。
たまたま2人とも所属しているチームが、Gリーグだけど米国内のチームではない(カナダとメキシコ)だったので、その場合は海外プロチーム扱いなの…?とか思ったんですが、どうやら2人とも今年になってからGリーグに来たっぽいので、前述の「ドラフト年の1月1日より前に」という条件にはあてはまらないのかも。
②について。
NBAドラフトにおける「海外選手」の条件に、「少なくとも直近の3年間、米国外での永住権を保持していて、米国外でアマチュアもしくはプロとしてプレーしていた」というものがあります。少なくとも今年に入ってから、直近数ヶ月は米国内でプレーしているけど、その場合は米国選手扱いではないのか…
もし、米国選手扱いだとしたら「ドラフト年の1月1日より前に、世界のどこかのNBA以外のプロチームと選手契約を結んでプレーしている」と自動エントリー対象。2人ともGリーグ以前には海外プロチームでプレーしていたので、自動エントリー対象になるのでは…と。
うーん、わかんなーい。
海外選手扱いだけど、直近がGリーグだったから便宜上リストは米国選手と一緒のとこに名前が載ってるだけ…という可能性もありそう🙄
海外選手のことはよくわからないので、認識違う部分があったらご指摘いただけると助かりますmm
ちなみに新CBAでは、22歳(相当)以前にプロチームと契約していてもアーリーエントリーが必要になる(自動エントリー対象ではなくなる)ようなので、もうちょっとちょっとわかりやすくなるのかも。
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