今年のNike Hoop Summitは現地現地4/8にポートランドのModa Centerで開催されました。
Nike Hoop Summit | Today’s Top Prospects…Tomorrow’s NBA Stars
試合のフルゲーム動画はUSA Basketballの公式YouTubeチャンネルで見ることができます。
前回はUSAチームのロスターについて書きました。
今回はWorld Select Teamのロスターです。
今回も男子チームのことしか書かないので、女子チームのロスターについては公式サイトでご確認ください。
Nike Hoop Summit – Rosters
国名については、ロスターに記載されているものです。必ずしも生まれた国というわけではないので、それぞれ出身地等にはついてはちょっと調べたので書いておきました。
背番号 名前 (Name)
ポジション / 身長 / 国 / 進学先(1人だけ所属チーム)
#7 テイラー・ボル・ボウエン (Taylor Bol Bowen)
F / 6-9 / 南スーダン / Florida State
エジプトで難民として生まれ、2歳の時に家族で米国バーモント州に移ったそうです。両親は南スーダン出身(参考1・参考2)
#3 ガーウェイ・デュアル (Garwey Dual)
G / 6-5 / 南スーダン / Providence
ママさんはリベリア出身、パパさんは南スーダン出身、本人は米国ヒューストン育ち(参考)
#12 バイ・フォール (Baye Fall)
C / 6-10 / セネガル / Arkansas
セネガル出身で、2019年の2月にバスケをするために米国に移ったそうです(参考)
#1 エイデン・ホロウェイ (Aden Holloway)
G / 6-0 / カナダ / Auburn
ママさんがカナダ生まれ。本人は米国生まれで最近カナダ国籍を取得したとか(詳細は後述)
#4 ロンドン・ジョンソン (London Johnson)
G / 6-3 / ジャマイカ / G League Ignite
ママさんがジャマイカの出身で、本人はたぶん米国生まれ。U17ジャマイカ代表でプレーする前から、米国とジャマイカの両方の国籍を持っていたようです(参考)。2021年のU17 Centro Basketでは、平均36得点でした。
#2 ミロ・リトル (Miro Little)
G / 6-4 / フィンランド / Baylor
フィンランド出身で、米国の高校でプレーしたのは今季だけのようです。その前は、Tampereen Pyrinto→Helsinki Basketball Academyにいたとか(参考)。ご両親も米国D2校でバスケをプレーしていたことがあるようです。現地発音だと「ミロ・リトレ」っぽいです(参考)。
#8 マッケンジー・エンバコ (Mackenzie Mgbako)
F / 6-8 / ナイジェリア / 未定
ママさんはハイチ出身で、パパさんはナイジェリア出身。本人は米国ニュージャージー州の生まれ(参考)。
Dukeへの進学を発表していたのですが、先日デコミットして現在は進路未定です。
#13 イブ・ミッシ (Yves Missi)
C / 6-11 / カメルーン / Baylor (2024)
生まれはベルギーで、カメルーン育ち(参考)。米国に移ったのは2021年らしいです(参考)。
#11 マイケル・ウォコ (Michael Nwoko)
C / 6-10 / カナダ / Miami
本人はカナダ出身で、両親はナイジェリア出身のようです(参考)。少なくともHS Juniorから米国の高校でプレーしているようです。
#9 ザッカリー・リサシェー (Zaccarie Risacher)
G-F / 6-8 / フランス / ASVEL
今回選出された中では唯一の海外プロチーム所属です。Wikipediaによると生まれはスペインのようです (参考)。
#6 イブラヒム・サコ (Ibrahim Sacko)
G-F / 6-6 / ギニア
ギニア出身で、カナダの高校でプレー。今年のBiosteel All Canadian Game(カナダの高校オールスターゲーム)にも出場したようです(参考)。今後の進路については不明です。
#5 アンドレイ・スコヤコビッチ (Andrej Stojakovic)
G / 6-8 / ギリシャ / Stanford
ママさんはギリシャ出身で、パパさん(ペジャさん)はセルビア出身、本人はギリシャ生まれ。いつからUSに移ったのかわかりませんが、バスケを本格的に始めたのは高校生になってからだそうです(参考)
#10 アレックス・トゥーイー (Alex Toohey)
F / 6-7 / オーストラリア / Gonzaga
オーストラリア出身でNBA Global Academyに所属しています。兄弟が米国D2校でバスケをしてたことがあるとか(参考)。名前の本人発音はこちらの動画で。
余談ですが、トゥーイーくんの所属がFIBAのプロフィール では「Centre of Excellence」となっていたので、ちょっと調べてみたところ、NBA Global AcademyはCentre of Excellence内にあるんですね(参考)。
去年は高校最上級生ではないコの選出が多かったのですが、今年はイブ・ミッシくん(Class of 2024)以外は最上級生です。
ロンドン・ジョンソンくんとマッケンジー・エンバコくんは、昨年のNike Hoop Summitにも出場しました。
バイ・フォールくん、エイデン・ホロウェイくん、マッケンジー・エンバコくん、アレクセイ・ストヤコヴィッチくんは今年のMcDAAGにも出場しました。
この中で特にお気に入りなのは、エイデン・ホロウェイくん、マッケンジー・エンバコくん、ロンドン・ジョンソンくんです!どうぞお見知り起きのほどを。
エイデン・ホロウェイくんは、Class of 2023のお気に入りTOP5なんですが、このロスター発表されるまで、カナダ系だということは全く知らず…でも、どうやら知らなかったのはアタシだけではなかったようで、カナダのバスケファン界隈でもどういうこと?間違いじゃないの?って感じのツイートもいくつか見かけました。
NPHの記事 と Prolific Prepのディレクターさんのツイート , カナダバスケ公式の記事によると、ホロウェイくんのおじいちゃんはCFL(カナダのフットボールリーグ)で殿堂入りの元アメフト選手だそうです※。ホロウェイくんのママさんがカナダ生まれなため、カナダの市民権を取得する資格があったそうです。ホロウェイくん自身がカナダの市民権を取得したのは最近ですが、それは8ヶ月ほど前からすすめていたことだとか。
※NPHの記事とカナダバスケ公式の記事で、選手名に食い違いがあります
ホロウェイくんがカナダ代表に適格かどうかのFIBAの審査なんかがあるのかどうかはわかりませんが、本人は代表としてプレーしたいようなことを言ってたし(参考)、Nike Hoop Summitと同時期に開催された、カナダバスケのU19キャンプにも参加したようなので(参考)、今夏U19カナダ代表としてプレーする姿を見ることができるかもしれません。
ロンドン・ジョンソンくんは、もともとClass of 2023だったのですが高校の卒業を早めて、今季(2022-23)からGリーグ イグナイトでプレーしています (参考)。年齢はすでに19歳に達しているのですが、高校卒業から1シーズンという要件を満たせていないようで、ドラフト指名対象になるのは2024年です。
アタシ的には、ロンドン・ジョンソンくんの最初の印象って、「ちょっと小さいスクート(くん」だったので(実際は小さくない)、スクート・ヘンダーソンくんと同様にイグナイトに進んだのはビックリでした。
高校でプレーしたのは3シーズンだけで、2年目(2020-21)と3年目(2021-22)はジョージア州のNorcross HSに在籍していました。アタシは2018年くらいからジョージア州の公立高校をチェックしているので、高校時代から気にかけていたコです。
マッケンジー・エンバコくんについては、McDAAGの方にあれこれ書いてるので、そちらをご参照ください。
▷2023 McDonald’s All American Game ロスター
今年もWorld Teamだけ身体測定結果が出回ってるので置いておきますね。
これ肩の高さの数値があるのが、ものすっごくすばらしくって、この数値1つあるだけでこれまでよりももっともっと妄想が捗ります🤤
ドラフトコンバインでも採用して欲しい!
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