NBAドラフト2022 予習 : 体力測定 後編

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予習はぜんぜん進んでいませんが、ドラフトは着々と近づいています。
公式な発表はありませんが、以下の20名がドラフト当日のGreen Roomに招待されたとか。(※追記 最終発表では24名)

あと、公式なリストはまだ出てませんが、NBA側定めたアーリーエントリーの撤回期限も過ぎました。えーつまりドラフトまであと10日ってことじゃんっ!(※6/16追記 公式のリスト出てました

それでは引き続き体力測定の結果を見ていきましょう。
今回は、垂直跳び、助走ありジャンプ、最高到達点などについて。

身体測定 前編 : 身長・体重・体脂肪率
身体測定 後編 : Wingspan・Standing Reach
体力測定 前編 : スピード・アジリティ系

ドラフトコンバインに参加したけど身体測定・体力測定してない選手については、前回の記事をご参照ください。

目視でメモってるのとかあるので、怪しい数値があったら公式の資料で確認してください。

▼NBAドラフトコンバイン
Draft Combine Agility | Stats | NBA.com
▼Gリーグ エリートキャンプ
2022 NBA G League Elite Camp Player Measurement Results & Box Scores – NBA G League
▼Portsmouth Invitational Tourenament(PIT)
Tournament Stats, Measurements & testing Results(PDF)

名前に*印がついているのは、アーリーエントリーを撤回した選手です。

Stanging Vertical Leap(垂直跳び)

ドラフトコンバインの垂直跳びで一番高く跳んだのは、EJ・リデルくん(E.J. Liddell)の35.5インチ(約90cm)。2番目に高かったのは、ジェイレン・ウィリアムスくん(Jalen Williams)とクリスチャン・ブラウンくん(Christian Braun)の33.5インチ(約85cm)、3番目に高かったのは、ジャスティン・ルイスくん(Justin Lewis)とウェンデル・ムーアくん(Wendell Moore)の32.5インチ(約82.5cm)。

EJ・リデルくんのハイライト動画置いておきますね。

あとは、マックス・クリスティーくん(Max Christie)とオチャイ・アバジくん(Ochai Agbaji)の32インチ(約81cm)、ケンドール・ブラウンくん(Kendall Brown)の31.5インチ(80cm)までがTOP5の高さ。

ケンドール・ブラウンくんのチェスについての動画を置いておきますね。

Gリーグ エリートキャンプの垂直跳びで一番高く跳んだのは、ジャマリー・ブーイエくん(Jamaree Bouyea)とAJ・グリーンくん(AJ Green)の32.5インチ(約82.5cm)。2番目に高かったのはクエントン・ジャクソンくん(Quenton Jackson)の32インチ(約81cm)、3番目に高かったのはJD・ノーテくん(JD Notae)の31.5インチ。

PITの垂直跳びで一番高く跳んだのは、こちらもジャマリー・ブーイエくんとファッツ・ラッセルくん(Fatts Russell)の34インチ(約86.5cm)。これ全体ではドラフトコンバインのEJ・リデルくんに次ぐ高さですね。

PITの垂直跳びで2番目に高く跳んだのは、Stanley UmudeくんとRocky Kreuserくんの33.5インチ(約85cm)、3番目はAnthony Durujiくんの33インチ(約84インチ)。

ファッツ・ラッセルくん、「ファッツ(Fatts)」はニックネームで本名はダロン・ラッセル(Daron Russell)だそうです。身体測定も含めてここまでずいぶん名前が出てきてるので、動画置いておきますね。

垂直跳びが一番低かった方はドラフトコンバインだけ書いておきます。(そろそろいろいろ飽きてきた)

ドラフトコンバイの垂直跳びで一番低かったのは、オーランド・ロビンソンくん(Orlando Robinson)の23インチ(約58.5cm)。2番目に低かったのは、パトリック・ボールドウィン・Jrくん(Patrick Baldwin Jr.)の23.5インチ(約60cm)、3番目に低かったのは、トレバー・キールズくん(Trevor Keels)、ヒューゴ・ベッソンくん(Hugo Besson)、ジェイリン・ウィリアムスくん(Jaylin Williams)の24.5インチ(約62cm)。

トレバー・キールズくんのハイライト動画置いておきますね。

全体の平均は、28.5インチ(約72.5cm)くらい。
イベントごとの平均は、ドラフトコンバインが29インチ(約73.5cm)くらい 、Gリーグ エリートキャンプが28インチ(約71cm)くらい、PITが28.5インチくらい(約72.5cm)でした。

Max Vertical Leap(助走ありジャンプ)

PITはMax Vertの測定数値がないので、ドラフトコンバインとGリーグ エリートキャンプだけ。

ドラフトコンバイの助走ありジャンプで一番高く跳んだのは、ケネディ・チャンドラーくん(Kennedy Chandler)の41.5インチ(約105.5cm)。2番目に高かったのは、ケンドール・ブラウンくんの41インチ(約104cm)、3番目に高かったのは、クリスチャン・ブラウンくん(Christian Braun)の40インチ(約101.5cm)。

ケネディ・チャンドラーくんとケンドール・ブラウンくんのMax Vert測定時の動画があったので置いておきますね。2人ともかる〜い感じで跳んでるのに、それで1m超えちゃうのね…

あとは、オチャイ・アバジくんとジェイレン・ウィリアムスくん(Jalen Williams)が39インチ(約99cm)、タクエビオン・スミスくん*(Terquavion Smith)とウェンデル・ムーアくん(Wendell Moore)が38.5インチ(約98cm)。ここまでがTOP5の高さです。

クリスチャン・ブラウンくん垂直跳びもMax VertもTOP3だなんて!たびたび豪快なダンクは見せてくれてたけど、そんなに高いとは思ってなかったよ!トーナメントの時のダンクの動画置いておきますね。

そうだ、クリスチャン・ブラウンくんのStanding Reachが同じくらいの身長のコより低くってちょっと怪しんでたんだけど(Standing Reachが間違っていると垂直跳びの数値に影響がある)、身体測定数値ちゃんと眺めた結果、腕が短いだけだという結論に達しました…

Gリーグ エリートキャンプの助走ありジャンプで一番高く跳んだのは、マックス・エイスミスくん*(Max Abmas)の40インチ(約101cm)。2番目がジャマリー・ブーイエくんの39.5インチ(約100cm)、3番目がタイリース・マーティンくん(Tyrese Martin)、イーライ・ブルックスくん(Eli Brooks)、JD・ノーテくんの39インチ(約99cm)。

ジャマリー・ブーイエくんもここまで何度も名前が出てきてますね。ハイライト動画置いておきますね。

助走ありジャンプも低い方はドラフトコンバインだけ書いておきます。
ドラフトコンバインの助走ありジャンプが一番低かったのは、パトリック・ボールドウィン・Jrくんの26.5インチ(約67.5cm)。2番目に低かったのはオーランド・ロビンソンくんの27.5インチ(約70cm)、3番目に低かったのはジョン・バトラーくんの28.5インチ(約72.5cm)でした。30インチ未満はこの3人だけ。

助走ありジャンプの全体の平均は34.5インチくらい。
イベントごとの平均は、ドラフトコンバインが34.7インチ(約88cm)くらい、Gリーグ エリートキャンプが34.2インチ(約87cm)くらいでした。(PITは助走ありジャンプは無し)

最高到達点 TOP5

Standing Reach+Max Verticalで出しています。
前述のとおりPITはMax Vertの数値がないので、ドラフトコンバインとGリーグ エリートキャンプで測定したコだけです。

ドラフトコンバインとGリーグ エリートキャンプをあわせて、最高到達点が12フィート(約144cm)超えのコが6人いました。

名前
最高到達点 / 靴あり身長

1. クリスチャン・コロコ(Christian Koloko)
12’2.5″(約372cm) / 7’0″(約213.5cm)

2. ムーサ・ディアバテ(Moussa Diabate)
12’2″(約371cm) / 6’10.25″(約209cm)

2. モハメド・ゲイ(Mouhamed Gueye)
12’2″(約371cm) / 6’11.75″(約212.5cm)
※Gリーグ エリートキャンプ

4. ジェイレン・ウィリアムス(Jalen Williams)
12’0.5″(約367cm) / 6’5.75″(約197.5cm)

5. ケンドール・ブラウン(Kendall Brown)
12’0″(約365.5cm)/ 6’7.5″(約202cm)

5. クク・イェット(Kok Yat)
12’0″(約365.5cm) / 6’9″(約205.5cm)
※Gリーグ エリートキャンプ

改めて思ったのは、去年は最高到達点高いコが多かったってことですね…
5位で12’0″くらいなのは、だいたい例年どおりかと。

ドラフトコンバインだけで見ると、オチャイ・アバジくん、コフィ・コーバーンくん(Kofi Cockburn)、レナード・ミラーくん*(Leonard Miller)の11’11″(約363cm)までがTOP5の高さですです。

Wingspan長い!Standing Reach高い!ジャンプも高い!の三拍子揃ってるジェイレン・ウィリアムスくんは、靴あり身長6-6未満ながら最高到達点TOP5に入っています。ドラフトコンバインのスクリメージのハイライト動画置いておきますね。

全体の最高到達点5位だったクク・イェットくん(カタカナ表記はかなり暫定)、2021-22シーズンはOvertime Eliteでプレーしていました。この動画の最初のとこで本人が名前言ってます。

Standing Reachの一番高かったマーク・ウィリアムスくんは残念ながら体力測定をしていません。Standing Reachが9’9″なので、Max Vertで30インチ跳べば、コロコくんよりも最高到達点が高いということになります。

ちなみに身長6-5未満で、最高到達点の上位3名は、ブレイク・ウェズリーくん(Blake Wesley)とアイバーソン・モリナーくん(Iverson Molinar)の11’7″(約353cm)、ケネディ・チャンドラーくんの11’6.5″(約351.5cm)でした。

身体能力が全体的に高そうなコたち

今年のドラフト候補生のドラフトコンバイン組で、全体的に身体能力が高そうなのは、ケネディ・チャンドラーくんとオチャイ・アバジくん、あとはマックス・クリスティくんかなと。

ケネディ・チャンドラーくんは3/4 Court Sprintのタイムがないんですが、助走ありジャンプは1位、Shuttle Runは2位、Lane Agilityは5位、垂直跳びは6位と非常に好成績!身長こそ小さいものの、腕の長さとジャンプ力で、身長6-5未満では最高到達点TOP3。

スピードがあるのは試合を見てもよくわかるんだけど、それ以外では身体能力にモノをいわせるプレーをするわけではないので、ジャンプも高いとか認識してなかった!今年のドラフト候補生お気に入りTOP5なので、どうぞよろしくお願いします。

オチャイ・アバジくんは、1位の種目こそなかったものの、3/4 Court Sprintとジャンプ2種目は4位、アジリティ系の2種目もタイムとしては6位と8位。さらには、長さもあるので、最高到達点もTOP5!!

オチャイくんが身体測定でも体力測定でも良い数値だろうといのは予想どおり!シュートもうまいし、カレッジでの経験も豊富だし、いいとこだらけじゃないですか。オチャイくんも、今年のドラフト候補生お気に入りTOP5なので、どうぞよろしくお願いします。あえてダンクじゃなくてシュートのハイライト動画置いておきますね。

3/4 Court Sprintで1位だったマックス・クリスティくんは、Shuttle Runと垂直跳びでTOP5、Lane AgilityとMax VertでもTOP10でした。

マックス・クリスティくんは高校時代からうすぼんやりと知ってたけど、試合はちょっとしか見たことないから、速いとかジャンプ高いとかぜんぜん知らなかったー。

あと、アーリーエントリー撤回したので今年のドラフト候補生ではありませんが、タクエビオン・スミスくんがすべての種目で4〜6位なので、未来の(おそらく来年の)ドラフト予習として覚えておきましょう。

真の腕長、ジェイレン・ウィリアムスくんは、Wingspan長い!Standing Reach高い!ジャンプも高い!上に、3/4 Court Sprintも2位と速さもあるのですが、アジリティの2種目は平均のちょい上とちょい下でした。

あ、ちなみに、今年のドラフト候補生には、ジェイレン・ウィリアムスくん(Jalen Williams)とジェイリン・ウィリアムスくん(Jaylin Williams)がいるのでお間違いなきよう…(って書いておきながら自分が間違えてたらどうしようってドキドキしてる)

Gリーグ エリートキャンプでは、ジャマリー・ブーイエくんが、Wingspan長い!Standing Reach高い!ジャンプも高い!スプリントも速い!なのですが、こちらもアジリティ系の種目は平均程度。

PITは、Max Vertがないので体力測定4種目なんですが、小さめPGのファッツ・ラッセルくんが、3/4 Court Sprintと垂直跳びで1位、Shuttle Runで3位、Lane Agilityで6位でした!

逆に身体能力低そうなのはというと、パトリック・ボールドウィン・Jrくんがすべての種目でワースト5。あとは、トレビオン・ウィリアムスくんがそれに次ぐ感じです。

個人的にイメージよりも身体能力低めなんだなって思ったのは、トレバー・キールズくん。垂直跳びとShuttle Runはワースト5で、それ以外も平均以下でした。

身体測定・体力測定の話はここまで!
何か思いついたら追記するかも。
今年の候補生と現役選手の測定値を比べたのとか、書く余力ないかもー。

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