[NBA] OKC通信 ありがとうグリーン号

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Broingtons解散…。
アンクル・ジェフがオクラホマシティから去っていった。

トレードは、デッドラインのギリギリに決まったようで、日本時間では”朝起きてみると事件が起こっていた”という感じだった。

晴天の霹靂、オールスター明けウエスト4位で上向き調子のサンダー、まさかのGMプレスティ決断。
かつてゲーリー・ペイトンやレイ・アレンがソニックスからトレードされたときには怒りを感じたものだけれど、グリーンの放出はただただ悲しさをともなうものだった。

実際のところ、ジェフ・グリーンのトレードについては、以前からOKCにまつわるトピックの一つであった。先オフに契約延長をしなかったというのが一番の理由であり、スターターのサイジング不足についてはブルックスサンダー誕生当初からの課題であった。ジェフ・グリーンはプレイオフ上位を狙うチームのスターターPFとしてサイズが小さすぎる。それならば、ジェフ・グリーンがデュラントの控えとしてセカンドチームのエースとなり、ビッグマンを新たに獲得するというのが、多くのOKCファンの希望だった。結局それは叶わない話となった。

スタッツ以上にチームの雰囲気づくりに貢献していたグリーン。
デュラントと共にソニックス入りして以来、ずっと一緒にやってきた。チーム移転問題を乗り越え、オクラホマシティでの最初の年越しを4勝29敗で迎え、無能なコーチに悩まされ、その後20勝59敗のシーズンをくぐり抜け、ついに大躍進の09-10シーズンを過ごし、チーム一丸となってレイカースに挑み、今季は更なる高みにみんなで臨むはずだった。

ファンにもチームメイトにも愛されて止まなかったグリーン。
プレデター
いとこのマーヴィン
いつも伸びている背筋。
きれいな瞳。
万有引力の法則を疑わせる唇。
ちょっと憂いのある表情を心配しながらも、いつも頼りにしていたグリーン。

とにかく画面に映るとホッとさせられる存在だった。
トレードの賛否はここでは語らないとして、とにかく寂しい。
せっかく髪の毛が生えてきたクリスティッチまで差し出すなんて。
プレスティの手腕は信じて疑わないけれど、正直これからのチームの雰囲気が心配される。
デュラントの精神的ダメージも計り知れないものだろう。

来オフに制限付きFAのグリーン、
プレスティがこれにオファーして、
「あっはっは、実はパーキンスだけ貰っちゃう作戦だったんだよ、大成功!」
「ほら、チェアマン・クリスティッチもいるよ!」
「みんなビックリしたでしょ?」

とかいうことになったらいいのになあ。
強豪チームで修行させてもらって、元気に帰ってきますように!

Go Green & Go OKC!

コメント

  1. あみ より:

    やばい、記事読んでマジ泣きしました。相変わらず素敵な文章力です。愛が感じられます。今回のトレードはまだうまく自分の中で消化できず、どうしていいかわかりません。来オフにオファー。本当にそうなったらどんなに嬉しいだろう・・・。

  2. K-GONN より:

    >あみさん

    どうもありがとうございます!
    こちらも、いまだに今回のトレードのことを考える日々です。
    プレスティのことは信頼しているので、ひとまず新戦力をコートで見てから評価をしたいところです。
    バイアウトされた選手もちらほらでてきたみたいなので、更なる補強にも期待です。
    Go OKC!