NBAドラフトコンバイン絶賛開催中です。
先日ついったのフォロワーさんたちと、Gリーグエリートキャンプ(以下エリートキャンプ)に今年呼ばれた選手の中で去年も呼ばれてたのは誰かみたいな話になり、それをきっかけにあれこれと調べました。
タイトルだけ見ても何の話だかサッパリだと思いますが、2024年のNBAドラフトコンバインに招待された選手のうち何人が昨年も招待された選手なのかとか、2023年に招待された選手のうちドラフト指名された選手は何人なのかとか、そんな話です。
特に考察とかはないんですが、一生懸命調べたのにどこにも書き残してなかった…ということが往々にしておこるので(記憶に頼りすぎ)、ここ書き残しておく次第です。
タイトルには「ドラフトコンバイン招待選手について」と書いてありますが、エリートキャンプに招待された選手についても調べています。あくまでも招待された選手で、実際に参加した選手ではありません。
元にしているデータは公式のものですが、ところどころ手動で数えてるとこもあるので、だいたいそのくらい程度に捉えておいていただけるとよいかなと。あからさまに簡単な足し算引き算間違えたりするので、発見したら教えてね。
2023年に招待された選手はどうなったか
2023年のドラフトコンバインに招待された選手は78名、エリートキャンプに招待された選手は44名で、合計122名です。(参考1, 参考2)
2023年は、ドラフトコンバインやエリートキャンプに招待された後に、アーリーエントリーを撤回した選手が35名います。内訳は以下。
ドラフトコンバインに招待されてドラフトから撤退した選手 15名
エリートキャンプに招待されてドラフトから撤退した選手 20名
ドラフトコンバインに招待されてドラフトに残った63名のうち、ドラフトで指名された選手が55名(エリートキャンプからドラフトコンバインに招待された選手1名を含む)。
エリートキャンプに招待されてドラフトに残った24名のうち、ドラフトで指名されたのは、前述の55名に含めたドラフトコンバインにも招待された1名だけです。
つまり、2023年のNBAドラフトで指名された58名のうち、55名がドラフトコンバインに招待された選手です。
どちらにも招待されずにドラフトで指名された3名は、ウェンビー、クリバリくん、ビベロビッチくんなので、ちゃんと調べてないけど、3人とも所属チームがシーズン中だった可能性があります。
こうやって見てみると2023年にドラフト指名された選手は、基本的にドラフトコンバインに招待された選手だったということがわかります。
2023年のドラフトコンバインやエリートキャンプに招待されてドラフト指名されなかった選手のうち、2024/5/14時点でNBA公式サイトのロスター上どこかのチームに所属していることになっている(2way含む)選手が15名弱くらいいそうでした。今季一時的に所属していた選手すべて含めるともう少し多いかと。
じゃあドラフトコンバインやエリートキャンプに招待されずにNBAでプレーしている選手はどれくらいいるのか…というのは今回は調べてないので悪しからず。いずれ調べてみたいですね。
2024年の招待選手
2024年のドラフトコンバインに招待された選手は78名、エリートキャンプに招待された選手は45名で、合計123名です※。(参考1, 参考2)
前の項で書いたとおり、2023年のドラフトコンバインまたはエリートキャンプに招待された選手のうち、ドラフトから撤退した選手が35名いますが、そのうち今年2024年のドラフト指名対象ではない選手が5名(自動エントリーではなくアーリーエントリーもしていない)。
残りの30名が昨年に続き今年もドラフト指名対象で、そのうち23名が今年もドラフトコンバインかエリートキャンプのいずれかに招待されています。
2023年は招待されていない(もしくはドラフトにエントリーしていない)けど、2022年や2021年のドラフトコンバインやエリートキャンプに呼ばれて、今年再び招待された選手が6名。
2024年のドラフトコンバインとエリートキャンプに招待された選手のうち、29名が複数回目の参加です。
過去のドラフトコンバインやエリートキャンプに招待されていない選手も含めて、今回のドラフトエントリーが複数回目の(過去にエントリーを撤回したことがある)選手は43名います。
※ドラフトコンバインに招待された後にエントリーを取り下げた選手が1名(参考)、エリートキャンプを辞退したといわれている選手が4名(参考1, 参考2)いますが、便宜上&後者は公式発表が見つからなかったのもあり、この5名は含めていません。この5名を含めると、実際に招待されたのはドラフトコンバイン79名、エリートキャンプ49名となります。
3回目の招待
アーリーエントリーを撤回できるのは2回までなので、ドラフトコンバイン等に参加できるチャンスは最大でも3回ということになります。
複数回招待されている29名のうち、ドラフトコンバインやエリートキャンプに招待されるのが、今年3回目の選手が2名います。
テレンス・シャノン・Jr
Terrence Shannon Jr.
テレンスシャノンくんは、2021年、2023年に続き、3回目のドラフトコンバイン招待です。
古いデータは調べてないけど、ドラフトコンバインに3回招待されるってそうそうないんじゃないかと思います。そもそもエントリーできるチャンスを3回フル使用するコもそれほど多くない気がするし、エントリーしたからといってみんながドラフトコンバインに呼ばれるわけじゃないし。
エントリーを撤回してカレッジ戻った場合、翌シーズンの巷の評価は厳しくなる印象があるにもかかわらず、3回のエントリーで3回とも(エントリーしてない年を挟んでいるからシーズンでいえば4シーズン)、変わらずドラフトコンバインに招待されるのはすごいことなんじゃないかと思いました。
ケビン・マカラー・Jr
Kevin McCullar Jr.
マカラーくんは、2022年の1度目はエリートキャンプ、昨年と今年はドラフトコンバインに招待されています。
今季2023-24シーズン後半はケガであまりプレーできず、ポストシーズントーナメントも欠場だったけど、今年もドラフトコンバインに招待されました。
3回目のエントリー
3回のエントリーで3回招待されたのは前述の2人だけですが、エントリー3回目の選手はあと2名います。
アントニオ・リーブス
Antonio Reeves
アントニオリーブスくんは、1回目のアーリーエントリー(2021年)ではどちらにも招待されず、2回目のアーリーエントリー(2023年)はエリートキャンプ、3回目の今年(2024年)は自動エントリーでドラフトコンバインに招待されました。
ザイオン・プリン
Zyon Pullin
ザイオンプリンくんは、1回目(2022年)と2回目(2023年)はどちらにも招待されず、3回目の今年(2024年)は自動エントリーでエリートキャンプに招待されました。
2023年からの昇格・降格
前項で書いたアントニオリーブスくんのように、昨年はエリートキャンプだったのに撤回して再びエントリーした結果、今年はドラフトコンバインに呼ばれた!という場合、便宜的に昇格と呼ぶことにしました。その逆は降格。
昇格
2023年はエリートキャンプ招待だったのに、今年はドラフトコンバインに招待された選手が4名(エリートキャンプからコンバインに追加で招待された選手は除く)。前項で言及したアントニオリーブスくんはここに含まれます。
2023年にアーリーエントリーしたけどどちらにも招待されずに撤退し、今年はドラフトコンバインに呼ばれた選手が6名。
同様に2023年は招待されず、今年はエリートキャンプに呼ばれた選手が7名(うち2名は追加でコンバイン)。ザイオンプリンくんはここに含まれます。
2022年にアーリーエントリーしたけどどちらにも招待されずに撤退し、今年はエリートキャンプに呼ばれた選手が4名。
降格
2023年はドラフトコンバインに招待されたのに、今年はエリートキャンプへの招待だった選手が2名。
2023年にいずれかに招待されたけどドラフトから撤退、今年もドラフト対象(自動もしくはアーリー)だけど、どちらにも招待されなかった選手は7名です。
NBA選手の何割くらいがドラフト指名された選手なのか
ちょっと話が違うんですが。
古いデータなので参考までにですが、2022年に調べた時にはこんな感じの結果でした。(2022年2月10日時点のロスター)
ざっと数えたところ(手動で数えたわけじゃないけど)、ドラフト指名選手が85.6%(1巡目 61.3%, 2巡目 24.3%)、ドラフト外14.4%くらいな感じだった。 (2 Way選手は除く)。正確かどうかはあれなので参考程度に。
— リエ / Rie (@noisebox) February 10, 2022
その時ついったには書かなかったけど、2way契約の選手だけを見ると、ドラフト指名選手が37%くらいでドラフト外の選手が63%くらいでした。
2024年のドラフトコンバインはホントに全員参加してた
過去記事でドラフトコンバインへの参加が義務になったという話を書きました。
で、実際には全員参加しているのか。
参加しているかどうかは身体測定の数値があるかどうかで判断しました。
今年のドラフトコンバインに招待された選手が78名。コンバイン開催より前に、ドラフトから撤退した選手が1名いましたが、代わりに呼ばれた選手が1名いるので、78名のままかわらず。
身体測定の数値は77名分ありました。
1人足りないの誰なの…と思って調べたところ、ドラフトコンバイン招待選手のうち6名のデータがなくて、エリートキャンプから追加で招待された5名が含まれて、合計77名分でした。
身体測定のデータがない6名は6名とも海外選手なので、おそらくシーズン中なのではないかと(そこは調べてない)。シーズン中で参加できないのはやむを得ないということで、もしかしたら後日どこかで測定した数値が流れてくるかもしれません。
というわけで、ホントに全員参加してた🙌
体力測定の数値がないコが何名がいます。 シーズン後に手術したケースや軽いケガのケースもあるみたいなので、可能であれば、後日どこかで測定した数値が流れてくるのかも。
※5/30追記
シーズン中ということで参加を免除された海外選手たち向けのドラフトコンバイン的なものは、NBAによって開催されるようです。6/4-7にイタリアのTrevisoでということなので、adidasユーロキャンプ(6/1-3)の後に同じ会場でやるのかもしれません(詳細不明)。
The NBA will organize pre-Draft activities in Treviso, Italy from June 4-7 to be completed by players who were invited to the 2024 NBA Draft Combine and excused from attending because they were playing with an overseas team. The list of players participating in Treviso will be…
— NBA Communications (@NBAPR) May 29, 2024
せっかく調べたから来年以降も引き続き調べたいな…あと過去の招待選手についても調べたいな…あといい加減にこーゆーのちゃんとデータベースにしておきたいな…とか考えつつ、身体測定・体力測定の数値に没頭したいと思います♡
今年もまた雑な質問投げてるので、よかったらご回答ください。
コメント