[NBA] 11-12 OKC通信 the Finals 1勝2敗で気が狂いそう号

サンアントニオに勝利して、Happily Ever Afterな雰囲気になったのも束の間、
ここ数日は真綿で首をしめられるような日々が続いている。
なぜならば、マイアミに連敗しているから。

そもそも、
SAS Game3の頃から、何をやっても手につかない日々、
日がなOKCのことばかり考えては、胸がいっぱいになり、言動がおかしくなったりと、
甘酸っぱく気まぐれで不安定な恋する乙女のごとき精神状態が日常と化している。
当然、この1勝2敗という現状は平静に受容しがたい。

しかたがないので、
精神科医、故エリザベス・キューブラー・ロスが発表した、いわゆるキューブラー・ロス・モデルについて考えてみる。
これは「死の受容における過程」を5段階にわけて考察したもの。

すなわち、

否認(Denial)、怒り(Anger)、取引(Bargaining)、抑うつ(Depression)、受容(Acceptance)

死を宣告されたわけではないが、
マイアミにリードされているこの状況を受け入れるプロセスとして引用してみる。

・否認
OKC敗退ということは嘘ではないのかと疑う段階。
「OKCは大丈夫、負けない、負けるはずがない。OKCに限ってありえない。」

・怒り
なぜOKCが負けなければならないのかという怒りを周囲に向ける段階。
「せっかくサンアントニオに勝ったのに、なんだってマイアミなんかに!なんでOKCが負けるんだ!あのイカれたジャッジはリーグの陰謀にちがいない!Fuck ジェフ・ヴァン・ガンディ!」

・取引
なんとか負けずにすむように取引をしようと試みる段階。何かにすがろうという心理状態。
「OK、おれタバコやめるし、お酒も飲まないから、ビールだけ、勝たせてくれるなら、OK? おねがい神様?」

・抑うつ
なにもできなくなる段階。
「もういい、もう無理、ぜんぶ無理。どうせ負けるんだし。」

・受容
最終的にOKCが負けることを受け入れる段階。
「負けるかもしれない、でも大丈夫、それもまたOKCだ。」

現状、
否認~取引をいったりきたりしつつ、たまに抑うつに陥る状態だ。
ファン心理としては実に末期的。

一方で、
「1勝2敗、これでスタート地点」と思っている自分もいる。

サンアントニオは格上、ダラスには昨年、LALには2年前に敗けている。
シーズンの勝率はさて置き、このプレイオフ、常にOKCは挑戦者だというスタンスで観ていた。
ところが、最強サンアントニオに勝利して、ホームコートアドバンテージを持ってマイアミに臨んだことで、立ち位置が曖昧になってしまった。
勝って当たり前、スーパースターはいるものの、マイアミは格下なのではないか。
そんな風に考えていた。

1勝2敗となり、ある程度マイアミを強敵と認識しはじめたところで、この「挑戦者」という立ち位置に戻れた気がする。
ここ3試合、混乱が続いているOKCも、そろそろ”ADJUST”しはじめるだろう。
このプレイオフ、OKCのキーワードは”ADJUST”だ。
あらゆる状況に”ADJUST”してきた。

当初、有利だと思われていたマイアミとのマッチアップは不利にしか機能していない。
それでもOKCは”ADJUST”してゆくはずだ。

1勝2敗、これでスタート地点。
おそらくGame4は挑戦者の目線で平静に見ることができるだろう。

キューブラー・ロスの引用、まるで意味なし!


Go OKC!

コメント

  1. あみ より:

    ナイス!
    私もまさにそれが言いたかったの!
    挑戦者!
    そう、過信してた。スイープ予想なんかして…。
    一勝二敗で安心なんておかしいけれど、ここからがサンダーの腕の見せどころよ!!

    明日会社休んで応援したい…せめて午後休…

  2. レーベン より:

    「キューブラー・ロスの引用、まるで意味なし!」おっしゃるとーり!

    前、ミクシーのコメントに「ヒート強い、0勝3敗になっても気が抜けねえ」って書いたけど、OKCも同じこと言えると思うよ。たしかにものすごく大切な試合だけど、今日たとえ負けたとしても、そっから3連勝する力は十分あると思っています。

    ジェフ・ヴァン・ガンディ、首をかしげるコメントが多いけど、ゲーム3の中でラッセル、スコット・ブルックスについて、「昔、ロケッツの監督やってたとき、スティーブ・フランシスに、PGらしい動きをしろって最初から言い過ぎて失敗した。その点、ブルックスはラッセルのいいところを伸ばしながら成長させているように見える」ってコメント、なるほどなあって思いました。

  3. K-GONN より:

    あみさん

    いや、スイープとか思っちゃうよね。
    ちょっとリードされた方がやりやすいというのも悪いクセだけど、この状況にして少し落ち着いた気がします。

    毎試合後にOKC通信書きたいんだけど、精神的にけっこう難しい!
    あみさんたちはホントにエラいと思います。

    って、
    早くGame4みたーい!
    夜までながーい!
    たすけてー!
    ぜんぜん落ち着いてなーい!

  4. K-GONN より:

    兄さん

    うん、
    どっちのチームも流れが読めない。

    JVGは10回に1度くらい、半分くらい興味深いことをいう。
    ブルックスはラッセルのいいところ伸ばしてる発言は覚えてる。その通りだけどさあ、フランシスと比較する意味は皆無だよね。そのあたりから勘に障るヤツだよ。
    ニックス時代に身体張って喧嘩とめてた頃は好きだった、いまはきらーい!

    記事中にマズローの欲求階層も引用しかけたんだけど、やめておいて正解、ちょっとだけ正常な証。