[NCAA] 08トーナメント 決勝

長かったようで短かった狂乱の季節もこれにて終了。
本日の東京は荒れ模様の天気だったのですが、試合も荒れたというか何というか。

Kansas(1) vs. Memphis(1) 75-68

Final4で優勝候補のUNCを圧倒したKansas。
その試合で、UNCってこんなもんだったっけ？と思ったワケですが、この試合の前半、Memphisってこんなもんだったっけ？と思いましたとも。
オフェンスもディフェンスも断然Kansasの方がいい。
そして何より我慢強い。
集中力がキレないんだよね。
スゴかった。

Memphisって、こんなに攻め手のないチームだったっけ?と。
Kansasはデカいコ達を使って、Memphisの小さめなインサイドをうまく攻めてくる。

Darrell Arthurくんが前半だけで10pts。＜多分
6-11のSasha Kaunくんもエラく効いてた。

Final4の再来になりそーな気配の中、それでも見た目ほどの点差が開かなかったのは、CDRのシュートが入っていたのと、Robert Dozierくんのガンバリのおかげ。

スーパーFreshmanのDerrick Roseは前半3pts,7ast。
Kansasのディフェンスがよかったのもあるけど、本人のエンジンがかかってなかったよーな印象も。
緊張してんのかしら?とか思ったもん。
33-28、Kansasのリードで前半終了。

後半の立ち上がりでヤられると、このままKansasが突き放しちゃうぞ…という感じだったのですが、さすが決勝戦、そう簡単にはいかず。
Memphisのディフェンスが前半より明らかによくなり、オフェンスにもやや改善が見られ。
後半開始早々にMemphisが追いつく。

そこからしばし競る時間が続き、そして、ようやくDerrick Roseが目覚める。
というか、やっと地に足が着いたなオマエ、みたいな。(笑)
しばし、プチ・レブロンかプチ・ドゥエインかと思わせるよーなDerrick Roseのプレーが続いて、今後はKansasの方がバタバタしてくる。

後半残り2:12で、Memphisの9点リード。
何でKansasは後半、Sasha Kaunくんをあんまり使わなかったんですかね。

ここから今度はKansasの反撃。
じわじわと点差が詰まってくる。
そして残り1:15。

MemphisのFT%が低い(DivisionIの341校中、下から3番目とか4番目とかだったハズ)コトは再三指摘されてはいたけれど、トーナメントでは何なく決めていたのに、まさかここにきてねぇ…(–;

この試合、ここまでのFTは全部キメていたCDRが、58-62と4点差の局面でFTを1本落とす。
このリバウンドをDarrell Arthurくんに拾われ、それが得点につながり60-62の2点差に。
残り16秒。

60-62、Memphisの2点リードのまま再びCDRのFT。
これを2本とも落す。
(–;

残り10秒。
60-62と点差は変わらず、Derrick RoseのFT。
これも最初の1本を落とす。
…オマエもか…と。(–;

なんともいえない空気の流れる中、2本目をキメて60-63の3点差。
で、残り6秒。
当然のごとく3PTを狙うKansas。
キメたのは、つぶらな瞳がキラキラかわいいMario Chalmersくん。

63-63で、OT突入。
ChampionshipのOT突入は、1997年のArizona vs. Kentucky以来だって。＜ビビーの時
そーだった、あの試合もOTだった。

OTに突入したはいいけれど、既にDorseyはファウルアウト、CDRは大事なFTを3本連続でハズして心は挫かれちゃってるし、これはちょっともぉMemphisはムリでしょ、というムード。
チーム全体に覇気がなくなってたもん。
可愛そうになっちゃうくらい。

予想どおり、なすすべもなく試合終了。
チーム力としては、Kansasの方が上でした。
特にオフェンスでは、DRoseとCDRの得点に頼るしかないという点がマイナスとなったMemphisなのだけど、それにしても、これは悔いの残る試合だよねぇ。(涙)

CDR立ち直れるかしら、とかそんな心配しちゃってるんですけど。(^^;

結局のところ、全体的にいまひとつ感の漂うMemphisの中で、Robert Dozierくんがとってもよかった。
オフェンスもディフェンスもすんごくガンバってたし。

彼のガンバリのおかげで前半もなんとか持ちこたえたし、後半の立ち上がりも勢いづいたし。

CDR、ヘタれ感漂う終わり方だったけど、それでも乙女視点的MVPは彼で。(笑)
結局何がそんなに気にいってんだかよくわからぬまま。(^^;
最後に母性本能くすぐってくれてありがとーみたいな、ね。＜違うか(^^;

でも、実際、意外とこーゆーのに弱かったりもする。
思いおこせば、メロにメロメロになったのは、04-05シーズンに彼のシュートが全然入らない試合を見たからだった。(笑)
うはは、それはおかしーだろ。＜自虐


Derrick Rose、スゴいけどやっぱりFreshmanなんだなと思いました、この試合。
NBAでも時々感じるけど、ここまでくると経験値の差って大きいね。

っつーかさ、残りなよ来年も。
Dorseyいないけどさ…
悔しいでしょ?

そのDerrick Roseにもだいぶ乙女心を奪われました。
拍車をかけたのは、たつおさんトコに載ってた針にまつわるエピソードと、インタビュー動画。
しゃべると意外とユルいんだよ、Derrick Roseって。(笑)

Kansas、シーズンゲームの放送がなかったから、よくわかんないまま(といってもtop5くらには入るチームだという認識はあったけど)トーナメントまできて、トーナメントもvs. Davidson戦まで観てなかったから、Final4とChampionshipでは、こんなに強かったのか…と驚きましたホントに。
そう考えてみると、Davidsonはすごかったなぁと改めて。

Brandon RushよりもChalmersくんが安定してよかった印象。
さっきも書きましたけど、つぶらな瞳がホントかわいいんだよねぇ。(^^)
NCAA関連のサイト、トップの写真はどこもChalmersくんだね。

皆様お疲れさまでした。
選手もコーチも応援してた方々も。
悔しかった人も嬉しかった人も。

アーリーエントリーを気にしつつ、NBA世界に戻ります。
プレーオフだもんね。
んーでも、この脱力感。
しばらく続くんだろうなぁ。
あぁ、疲れた…

今年はトーナメント直前に、主要カンファレンスだけはざっとチェックしたんで、まぁまぁの情報充実度だったんですが、一夜漬けは大変なので(汗)、来季はもーちっとシーズン中にチェックをしておこーかなぁと。
こうやって年々カレッジ比率が高くなっていくのね…しみじみ。

来季はどこを応援するか、それはアーリーエントリー次第かな。

[余談]
メロで思い出したけど、ビーズリーの今シーズンのダブルダブルの回数は26回で、これってFreshman Recordらしーんだけど、その前の記録を持ってたのは、メロだったんだって。＜22回
知らなかった。

XavierのDrew Lavender、治安紊乱行為(disorderly conduct)とマリファナ所持で逮捕だってよ。(–;

Eric Gordonがアーリーエントリーを表明。
あと、そーだ、Kansas St.のBill Walkerくんもアーリーエントリー。
LouisvilleのTerrence Williamsくんは、カレッジに残るらしい。
ルイビル、来年もチェックしよう。

ダレンくんとラヴくんのアーリーエントリーに関しては、wait-and-seeだよ、みたいなコトがどっかに書かれてた。

[追記]
チャルマースくんに「Miracle Mario」っていうコピーがついてた、かわいい。