06 バスケットボール世界選手権 準決勝(2)

ここまでTVで観戦してきて、ARGがスゴいのも、ジノビリがスゴいのも、素直に認めていたけれど、だからといって、アタシの短いNBA歴で「オマエは許さねぇっ(–#)凸」の烙印を押してやった2人目の選手を好きにはなれないし。(笑)

ノシオーニらぶ(はぁと)だけど、デルフィーノにはガンバって欲しいけど、やっぱりアルゼンチンは応援できねぇ。(^^;
んな感じで、そもそも心はESPよりだったワケです。

その上、この日のアタシの席はこんな場所。
↓自分の席から撮った写真

というワケで、試合前からコレに混ざる気マンマンでした。(笑)

ESP×ARG

アタシ的、この大会のベスト・バウトはこの試合。
熱かったし、すげーハイレベルだったし。

結局、75-74でESPの勝利。
後日、改めてビデオで観なおしたいな。
立ち上がりのARGはスゴかった。
あっとうい間に点差が開いたので、あぁ、ここまで来てもこんなに力の差があるモノか…と思っていたのですが。
ところが、ESPの追い上げもすごい。
NBAで見てもガソルは良いけど、存在感がもっと圧倒的。
なんとも頼もしい王子様の姿にホレボレ。(はぁと)

今年のドラフトでPHXに指名され、PORと契約したセルヒオ・ロドリゲスも活躍。
難なくESPが逆転はしたけれど、そのまま逃げ切れるハズもなく、今度はARGの猛攻。

…で、ジノビリだよ。
ホントにヤバいですね、このオトコの動き。
ありえないですね、ホントに。
ここぞという時に、このオトコがボールを持つとホントに怖い。
やっぱり敵として存在する限り、絶対に好きにはなれません。(爆)

ファウルゲームになってからも、FTをハズしたりするから、どちらが勝ってもおかしくない展開。
ARGの1点ビハインドで残り数秒、ボールを持ったのは当然ジノビリ。
ゴール下に切り込むも、ディフェンスに阻まれシュートは打てず、託されたのは大会通して好調なノシオーニ。
しかし、そのシュートは入らず。

そしてESPの勝利。
わぉ。
よく勝ったよね、ESP。
しかし、ガソル負傷。

この時点でケガの詳細はわからず。
あぁ、残念だ…残念すぎる…この時点では、そう思ったのでした。
USA×GRE戦でUSAの敗退が濃厚になったあたりで「これでARGも負けたら明日はARG×USAかぁ。それは観たいっ!!」なんて話していたら、ホントにそうなっちゃいました。

元々ボリスくん見たさに、5-6位決定戦を見るか否か悩んでいたトコロだったので、ARG×USAのカードが決定した時点で、翌日の参戦も確定。

[余談]
それにしてもESP応援団のご機嫌なコトといったら。(笑)
拡声器を持ち込んで、サイレンをウィンウィン鳴らすわ(決勝戦でも鳴らしてましたね)、音楽がかかれば踊りまくるわ、野次は飛ばしまくるわ、もぉ大騒ぎ。(笑)
しょっちゅう立ち上がるので、お怒り気味の日本観客もいらっしゃいましたが、アタシはものすごーく楽しかったです。
かろうじて視界は妨げられなかったし。

「ジノビリーーーっ!!○×△◆※◎●…(以下続く)」とか言ってんだけど、スペイン語のタメ何を言っているのかはわからず。
スペイン人同士で、ちょーバカうけしてるので、相当ナイスな野次を思いついた模様。
南米好きなアタシとしては、ポルトガル語orスペイン語くらいはたしなんでおかないと…と、常日頃から思っておりますが、これまでの人生で、この時ほどスペイン語を理解したいと思ったコトはありません。(爆)
さらに、ノシオーニがボールを持つ度に「ノシオーニ、マリコっ!!」と叫び続ける面々。
あまりにも楽しそうに叫んでいるので(笑)、後で調べてみたトコロ「マリコ(marico’n)」=「おかま」みたいな意味らしーです。

↓コレと赤いスティック･バルーンを、ESP応援団は周囲に配りまくっていました。

日本人の観客達は、くれくれって手を出してもらっていたクセに、いざ試合が始まると全然応援しないんだよ。
もらって終わりかよっ!!ひどい世の中だぜ。(笑)

この日、向かい側のスタンドには準々決勝でESPに敗れたLTU応援団の姿が。
やっぱりESPにヤられたワケだから、ARGを応援するのかと思いきや、ESPコールを始めたのです。
こちら側スタンドのESP応援団は、いたく感激したらしくLTUコールを返していました。
ちょっとステキな光景でした。

[更に余談]
こんなスゴい試合だったにもかかわらず、アタシの集中力を欠かせるモノが会場に。(笑)

見つけちゃったんだもん、ヨハン・ペトロ。
オペラグラス越しに、ペトロ、ジェラバル、多分ピートラス(どっち?)、ヴァイスの膝下の長さに釘付けになっておりました。
愛でて楽しいフランス代表。(笑)
ボリスくんは、何段か上で体育座りしておりました。