なんとドラフトまであと2週間を切りました。きゃー。
ぜんぜん色々書ける気がしませーん。
では引き続き、ドラフトコンバインでの身体測定の結果を見ていきましょう。
今回はWingspanとStanding Reachと手の大きさ。
んもぉWingspanのために身体測定の数値眺めてるといっても過言ではありません!
身長、体重、体脂肪率については前回の記事をご覧ください。
NBAドラフト 2018 乙女視点的予習 : 身体測定 前編 | 24 Seconds
名前に*印つけたコたちはドラフトへのエントリーを撤回しています。
Wingspan
Wingspanが一番長かったのは、モハメド・バンバくん (Mohamed Bamba) の7’10” (約239cm)。NBA史上最長だそうです。
239cmどれくらいかというと、日本の木造住宅の一般的な天井高が240cmだそうです。もしかしたら、このポーズで床から天井まで手が届いちゃうってことじゃないですかっっ。
I mean COME ON this is too cute. @TexasMBB Mo Bamba pic.twitter.com/JRHOQEDHSq
— Holly Rowe (@sportsiren) October 24, 2017
2番目に長かったのはウドカ・アズブキーくん* (Udoka Azubuike) の 7’7″ (約231cm)。
エントリー撤回したので、ドラフト予習的にはいらないかもしれないですけど、アズブキーくんの動画おいときますね。来季のカレッジバスケを楽しみにしてください。
このハイライト動画にもちょろっと入ってますけど、Wingspanの長い2人は今季1度対戦しています。YouTubeにフルゲーム動画あったので、気になる方は見てみてくださーい。
3番目に長かったのは、ジャレン・ジャクソンくん (Jaren Jackson) の 7’5.25″ (約227cm)。Wingspan長いのは昨年のMcDAAGの時に気づいたんですが、思ってたよりも長くてビックリ!
体型というかシルエットかっこいいって思った大きな理由はwingspanかしらね。https://t.co/PM0sEFpgwa pic.twitter.com/sIr2mg2UY5
— リエ / Rie (@noisebox) April 2, 2017
2016年のUSAミニキャンプと2017年(去年)のNike Hoop Summitの時の計測と比べてみると、身長もWingspanも1インチ以上伸びてるみたい。
あとは、オースティン・ワイリーくん* (Austin Wiley)と アイザック・ハース (Isaac Haas)くんが7’5″ (約226cm)で、この5人がWingspan 7’5越えです。
靴なし身長6’6″未満でWingspanが7フィート越えてるコが3人います。メルビン・フレイジャーくん (Melvin Frazier)の 7’1.75″ (約218cm)、シェイク・ミルトンくん (Shake Milton)の 7’0.75″ (約215cm)、ジョシュ・オコギーくん (Josh Okogie)の 7’0″ (約213cm)。
ミルトンくんのハイライト動画おいときますね。
https://www.youtube.com/watch?v=GMjU3oXF3-c
去年身長6’6″未満でWingspanが一番長かった、Marylandのカナダ出身のジャスティン・ジャクソンくん (Justin Jackson)は、今年は靴なし身長6’6″になってたので、ここには入りませんでした。まぁ去年と0.25インチしか違わないので、伸びたというより誤差の範囲かと。
Wingspanの短いTOP3は、トレー・ヤングくん (Trae Young) の6’3″ (約190cm)、ジェイレン・バーフォードくん (Jaylen Barford) の6’3.5″ (約192cm)、ジャレン・ブランソンくん (Jalen Brunson) の6’4″ (193cm)。
ちなみに今年も身長よりWingspanの短いコが1人いるんですが、去年と同様にSviatoslav Mykhailiukくんです…(カタカナ表記はもうちょっと考えさせて)靴なし身長6’6.5″ (約199cm)、Wingspan 6’4.75″ (約195cm)。去年よりWingspan微減してますけどっ。
靴なし身長6フィート未満の2人は、実はWingspanが長くって、カーセン・エドワーズくん* (Carsen Edwards)が、6’6.25″ (約199cm)、アーロン・ホリデーくん* (Aaron Holiday)が、6’7.5″ (約202cm)。
去年のジャワン・エバンスくんのWingspanが6’5.5″で、身長6フィート未満ではドラフトコンバイン史上一番長い(同じ長さが3人いる)って言われてたんだけど一気に記録更新ですね。
アーロン・ホリデーくんのハイライト動画おいときますね。
https://www.youtube.com/watch?v=QbeAWoLHrJY
身長比でWingspanの長いTOP5
靴なし身長 / Wingspan / 身長に対するWingspanの比率(Wingspan÷身長)
1. モハメド・バンバ (Mohamed Bamba)
6’11.25″ (約211.5cm) / 7’10” (約239cm) / 1.129
2. メルビン・フレイジャー (Melvin Frazier)
6 ‘4.5″ (約194cm) / 7’1.75″ (約218cm) / 1.121
3. ジョシュ・オコギー (Josh Okogie)
6 ‘3″ (約190.5) / 7’0″ (約213cm) / 1.12
4. ジャスティン・ジャクソン (Justin Jackson)
6’6″ (約198cm) / 7’3 (約221cm) / 1.115
5. ケビン・ハービー (Kevin Hervey)
6’6.5″ (約199cm) / 7’3.5″ (約222cm) / 1.114
身長に対するWingspanの比率が1.11を越えたのは、この5人だけです。
メリーランドのカナダ出身のジャスティン・ジャクソンくんはケガのため、今季は11試合しかプレーしてません。
ケビン・ハービーくん全然存じ上げなかったんですけど、UT ArlingtonのSeniorのコみたいです。動いてるとこ見たことないので、動画おいときますね。ドラフトコンバインのハイライト動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=Zptavi1L-sY
Wingspanの長さも、身長比でも一番長いのはバンバくんでした。毎年毎年これやってるけど(いつから初めたのかは忘れちゃったけど)、長さも一番長くて、身長比でも一番長いとか今までなかったと思うの。
バンバくん優勝。真の腕長の称号を贈りたいです。
Standing Reach
いっつもWingspanに熱入れすぎちゃって、Standing Reachのこと忘れがちだったんですが、去年のドラフトくらいにWingspan派かStanding Reach派かって話をしてからは、ちょっと新しい視点が加わりました。言うまでもなくアタシはWingspan派なのですが、昨夏、手長脚長萌えに若干目覚めたコトもあり、以前よりはStanding Reachも気になるようになりました。
とはいえ、手長脚長Standing Reachも高い!という体型よりは、Wingspan長くて重心低め、身体の横幅はそこそこあって、Standing Reachは身長とWingspanのわりにはそれほどでもない体型の方がやっぱり好みなので、むしろそっちを探すためにStanding Reachも気にしてる感じですかね。
Standing Reachが一番高かったのは、モハメド・バンバくんの9’7.5″ (約293cm)。ドラフトコンバイン史上最高。リムの高さが10フィート(約305cm)なのでちょっと背伸びしたら届きますかね。
2番目に高かったのはウドカ・アズブキーくん* の9’4.5″ (約256cm)。アズブキーくんは、WingspanもStanding Reachも、バンバくんに次ぐ長さ。3番目はアイザック・ハースくんの9’3.5″ (約283cm)。あとは、オースティン・ワイリーくん*が9’3″ (約282cm)、ブランドン・マッコイくんが9’2.5″ (約281cm)で、ここまでがTOP5。
Standing Reachが一番低かったのは、カーセン・エドワーズくん*の7’10.5″ (約240cm)。身長が一番低いので当然といえば当然なんだけど、Wingspanの長さを考えるとStanding Reachはそこそこな感じかなぁ。2番目に短かったのは、ジェボン・カーターくんの7’11” (約241cm)、3番目に短かったのは、トレー・ヤングくんの7’11.5″ (約242.5cm)。
比較してみる
数値眺めてみて、身長やWingspanのわりにStanding Reachはイマイチな感じなコが何人かいます。もちろん逆もまた然り。
WingspanのわりにStanding Reachがもっともイマイチな感じなのは、シェイク・ミルトンくん。靴あり身長6’5.5″ (約197cm)、Wingspan7’0.75″ (約215cm)で、Standing Reachは8’3.5″ (約253cm)。
同じくらいのサイズのハミくん、シェイくんと比べてみます。
ミルトン | ハミ | シェイ | |
---|---|---|---|
身長 | 6’5.5″ (約197cm) | 6’6″ (約198cm) | 6’6″ (約198cm) |
Wingspan | 7’0.75″ (約215cm) | 6’11”.5 (約212cm) | 6’11”.5 (約212cm) |
Standing Reach | 8’3.5″ (約253cm) | 8’7″ (約261.5cm) | 8’8″ (約264cm) |
3人とも身長はだいたい同じで、Wingspanはミルトンくんが一番長いのに、Standing Reachはダントツで低いという…
ちなみにシェイくんは、身長とWingspanのわりにStanding Reachが高い方です。ハミくんはどっちかっていうとWingspan寄りだと思ってたんだけど、今回の計測だとそうでもない感じ。
ただこれ上の方に貼っといたミルトンくんのハイライト動画見てもらうとわかるんだけど、身体の幅広いわけでもないし、肩の位置低い感じでもないし、何でStanding Reachがこんなに低いのかわかんないのよね。ちょっと測定数値を怪しんでます笑。もし数値が正しいとしたら、何が理由なんだろう。短いパンツに騙されてるけど実は脚がそんなに長くないとか、肩関節固いすぎて腕がまっすぐ上がらないとか?笑
ケイタ・ベイツ=ディオップくんも、身長とWingspanのわりにStanding Reachはそこそこです。靴あり身長6’8.5″ (約204.5cm)、Wingspan7’3.25″ (約222cm)で、Standing Reachは8’10.5″ (約270.5cm)。
同じくらいのサイズのカナテくん* とPJワシントンくんと比べてみます。
KBD | PJ | カナテ* | |
---|---|---|---|
身長 | 6’8.5″ (約204.5cm) | 6’8″ (約 203cm) | 6’7.5″ (約202cm) |
Wingspan | 7’3.25″ (約222cm) | 7’2.5″ (約220cm) | 7’0″ (約213cm) |
Standing Reach | 8’10.5″ (約270.5cm) | 8’11” (約272cm) | 8’10.5″ (約270.5cm) |
カナテくん* はKBDくんより身長もWingspanも短いけどStanding Reachは同じ、PJくんは身長もWingspanも短いけど、Standing Reachはちょっと高いです。(まぁ誤差を考えると同じくらいっって感じですけど)
イマイチよばわりしましたけど、さきほど書いたようにWingspan長くてStanding Reachそこそこな方がアタシ的には好みなので、むしろイマイチなコたちをじゃんじゃん見つけたいです♥
逆に、身長とWingspanのわりにStanding Reachが高いコも何人かいます。
まずは、コスタス・アデトクンボくん (Kostas Antetokounmpo)。アデトクンボ5兄弟の4番目(ヤニスのすぐ下)。靴あり身長6’10.5″ (約209.5cm)、Wingspan7’2.25″ (約219cm)で、Standing Reachは9’2″ (約279cm)。
ウェンデル・カーターくんとジャレン・ジャクソンくんと比べてみます。
コスタス | カーター | JJJ | |
---|---|---|---|
身長 | 6’10.5″ (約209.5cm) | 6’10” (約208cm) | 6’11.25″ (約211.5cm) |
Wingspan | 7’2.25″ (約219cm) | 7’4.5″ (約225cm) | 7’5.5″ (約227cm) |
Standing Reach | 9’2″ (約279cm) | 9’1″ (約277cm) | 9’2″ (約279cm) |
こーやって見るとウェンデルカーターくんとJJJのStanding Reachがすごくイマイチに見えますけど、そんなことはなくって、コスタスくんがすごく割高なのです。
あともう1人。コリン・セクストンくん (Collin Sexton)。セクストンくんWingspanも長いんですが、Standing Reachも高めです。靴あり身長6’1.5″ (約187cm)、Wingspan6’7.25″ (約201cm)で、Standing Reachは8’2.5″ (約250cm)
デュバルくんとブルース・ブラウンくんと比べてみます。
セクストン | デュバル | ブラウン | |
---|---|---|---|
身長 | 6’1.5″ (約187cm) | 6’2.5″ (約189cm) | 6’5″ (約195.5cm) |
Wingspan | 6’8.25″ (約204cm) | 6’8.25″ (約204cm) | 6’9″ (約206cm) |
Standing Reach | 8’2.5″ (約250cm) | 8’1.5″ (約247.5cm) | 8’2.5″ (約250cm) |
セクストンくんかなりStanding Reach系なのぜんぜん気づかなかったんだけど、もしかしたら上に伸びた髪型のせいでバランス正しく見えてないのかもしれないなぁと。そもそもセクストンくんにしろ、ロニーウォーカーくんにしろ、どこまで身長に含まれてるんでしょうね笑
ブルースブラウンくんがかなりStanding Reachイマイチな感じですが、デュバルくんもかなりWingspan寄りだと思います。
で、バンバくんはどうなのかっていうとそんなとこは超越してますね。真の腕長ですから。
手の大きさ
なんかもぉWingspanとStanding Reachに熱意を注ぎすぎてオマケ感ありますけど書いときます。
手の大きさはHand LengthとHand Widthの2つの測定値があります。
これ2015年のツイートですが、どこ測るかって説明が書いてあるので載せときます。
Hands are measured crease of the wrist to longest digit for length, thumb to pinky for width #NBACombine @IAmJustise pic.twitter.com/HN19MHIBM2
— ESPNU (@ESPNU) May 13, 2015
Hand Lengthは手首から一番長い指先までの長さ、Hand Widthは親指から小指までの幅。
だからこれHand Widthに関しては、手の大きさや指の長さだけじゃなくて、どれだけ開くかも影響してくるのではないかと勝手に推測してるんですけど、どうですかね。
以下計測数値のLはHand Length、WはHand Widthです。
Hand Lengthが一番大きかったのはアイザック・ハースくんとジャレン・ジャクソンくんで10.5″ (約26.7cm)。Hand Widthが一番大きかったのは、モリッツ・ヴァーグナーくんで10.75″ (約27cm)。
両方の数値が大きいのは、アイザック・ハースくんのL 10.5″ (約26.7cm), W 10.0″ (約25.4cm)、ジャレン・ジャクソンくんのL, Wともに10.5″ (約26.7cm)、オースティン・ワイリーくん* とモハメド・バンバくんのL 9.75″ (約24.7cm), W 10.25″ (約26cm) あたりかなぁ。
身長のわりに手が大きそうな感じなのは、ケビン・ハービーくんのL 9.25″ (約24.5cm), W 10.25″ (約26cm)、メルビン・フレイジャーくんのL ,Wともに9.5″ (約24cm)、サガバ・カナテくん*のL 9.25″ (約24.5cm), W 10.0″ (約25.4cm)かなと。
やっぱりWingspanが長いコは手が大きいですね。手の大きさでWingspanの長さを稼いでるのか、腕が長いと手もデカいのかは不明ですが…
一番手が小さかったのは、ジェイレン・ハンズくん* (Jaylen Hands)のL, Wともに8.0″ (約20.3cm)。ハンズなのに手が一番小さいなんて…ってちらほら言われてました笑
はい。
身体測定の結果についてはひとまずここまで。また何か思いついたら後で書くかもだけど…自分の好みについて、ちょっと気づいたこととかあるんだけど、それはまた別の機会に。
あーそーだっ!前回書き忘れたこと。今回のドラフトコンバインでの体脂肪率の平均は6.6%くらいなんですが、でも数値眺めた感じでは4%台から5%台が多そうな感じです。数えてないけど。
ちなみに、身体測定数値見てあれこれ比較してみたりとか考えてみたりとかしてますけど、バスケ的に長いとどうとか短いとどうとかは全っ然考えてなくって、ただただアタシの好みを追い求めてるだけです。念のため。
次回は体力測定の結果を見てみまーす。
[余談]
ミルトンくんのStanding Reachの測定値を怪しんでるって書きましたが、それに関連してちょっと。
今年のドラフト候補生の過去の計測結果を眺めてた時に気づいたんですが、ゲイリー・トレントくんのStanding Reachの計測値の揺れがありすぎるんですよね…
2014年のNike Elite 100、2015年のUSA Basketball、2017年のNike Hoop Summit、今年のドラフトコンバインと4回分の計測値があるんだけど、そのうちStanding Reachの計測をしているのが3回で、2015年が8’4.5″、2017年が7’10″、で今年のドラフトコンバインでは、8’2。身長の計測値にも揺れはあるけど、靴ありで1.5インチくらいの差です。
USA basketballのStanding Reachの計測値は、今回のドラフトコンバインと比べて少なめに出てたコが他にもいたので(身長変わってないのに)、もしかしたら、計測方法とか靴履いてるとか履いてないとかあるのかもと思ったんだけど、ちょっと8’2から7’10って差がありすぎなんじゃないかと。もちろんアタシの手元にあるデータが間違ってる可能性もあるんですけど。
つまり何が言いたいというとですね。まぁだいたいそれくらいのサイズくらいに思っておくのがいいんじゃないかと笑。
[余談その2]
ドラフトぜんっぜん関係ないんですけど。(いや未来のドラフト予習には関係あるかも…)
なんか6月って米国バスケ関連(主に高校生まわり)あれこれ盛りだくさんなんですよ。去年はAAUとか高校生たち闇雲に追ってたから気づいてなかったけど。ドラフトまでの間にこんだけあるの。
5/31-6/7 USA U18 Training Camp
6/1-3 Pangos All-American Camp
6/7-10 Nike Elite 100 Camp
6/10-16 U18 Americas Campionship
6/12-17 NBPA Top 100 Camp
6/15-18 USA U17 Training Camp
去年何であんなに書けなかったんだろうって思ってたんだけど、けっこうこっちに意識を奪われてるってことだもんね。今年はどうなることやらですよ。
コメント