NBAドラフト 2019 予習:身体測定 後編

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ドラフトまで1週間を切っています!!
っていうかあと3日とか4日とかそんな感じです!!

いろいろと今更ですけど、いくつか。

NBAが定めたアーリーエントリーの撤回期限も過ぎたので、海外組も含めた最終的なアーリーエントリーリストが発表されています。47人の海外選手と2人のNCAA選手がアーリーエントリーを撤回して、最終的に海外組12人、NCAA組86人がアーリーエントリーしました。
47 international early-entry candidates withdraw from Draft | NBA.com

当初海外組58人エントリーって発表されていて今回47人撤回なので、差引11人のはずなんですけど、最終12人になっています。どこで食い違ってるのかは未確認です。

このタイミングでエントリーを撤回したNCAA組の2人、サーシャ・カリヤ=ジョーンズくん(Sacha Killeya-Jones)と、クアット・ノイくん(Kouat Noi)は大学には戻ってプレーすることはありません。SKJの方は、今年の2月にプロを目指すということで大学を離れたので(記事)、そもそも戻るという選択肢はなかったのですが。

この2人のケースの場合、来季どこかのプロチームでプレーして、来年もう1度ドラフト対象(自動エントリー扱い)になるってことでいいんですかね…(イマイチよくわかってない

ドラフト当日のグリーンルームに招待された20人の選手が発表になっていました。八村塁くんも含まれています。
NBA invites list of 20 prospects to 2019 draft green room

では引き続き、身体測定の結果を見ていきましょー。
今回はWingspanとStanding Reachと手の大きさ。Wingspanらぶー❤

(好みのWingspanを求めて)ドラフトコンバインとGリーグエリートキャンプでの測定値の他に、Portsmouth Invitational Tournament(PIT)とPro Bball Combineの測定値も見てみました。各チームのワークアウトに呼ばれてるコたちもけっこう含まれてるので。測定値が複数あるコはコンバイン>Gリーグキャンプ>Pro Bball>PITの順で優先してます

➡ 2019 NBA G League Elite Camp: Player Measurements, Testing Results, and Scrimmage Stats (Draft-Eligible) – NBA G League
➡ NBA.com/Stats | Draft Combine Anthrometric
2019 Portsmouth Invitational Tournament (PDF)
2019 Pro Bball Combine (Tweet)

前回と同様、名前の後ろに*印ついてるコは、アーリーエントリーを撤回したコです。

Wingspan

Wingspanが一番長いのは、タコ・フォールくん(Tacko Fall)の8’2.5″(約250cm)。身長に続き、こちらも記録更新です。去年、バンバくんのWingspanであんなに驚いたのに!あっさりと10cm以上記録更新ですよ!

いつ頃の記事がわからないんですけど、タコくんについてのよさそうな記事見つけたので置いときますね。
Tacko Fall – Mastering the Rebound | Pegasus Magazine

あ、あと、タコくんのUCFは今年のNCAAトーナメントでDukeと対戦しました。もうちょっとでUCFのアップセットだったホントにホントに惜しかった試合です。改めてハイライト動画見てくぅーーーーってなったわ…

2番目に長いのはPITに参加していたクリスト・クマジくん(Christ Koumadje)の7’8″(約233.5cm)。前回身長について書いた時にはPITの測定値見てなかったんですが、クマジくん身長もタコくんに次ぐ大きさです。(前回の記事に追記しておきました

3番目に長いのはボル・ボルくん(Bol Bol)の7’7″(約231cm)、4番目に長いのはPITに参加していたジェシー・ゴーバンくん(Jessie Govan)の7’5″(約226cm)、5番目に長いのはモーゼス・ブラウンくん(Moses Brown)の7’4.75″(約225.5cm)。

靴なし身長6’6″未満でWingspanが7フィート越えてるコが結構います。特にPIT参加者に多いです。PITのMalik Yarbroughくんの7’1.5″(約217cm)、ナシール・リトルくん(Nassir Little)とテイレン・ホートン=タッカーくん(Talen Horton-Tucker: タレンって書かれたりもするみたいです)の7’1.25″(約216.5cm)、PITのジャレル・ブラントリーくん(Jarrell Brantley)、PITのジョーダン・マーフィーくん(Jordan Murphy)、PITのジョードン・バーナードくん(Jordon Varnado)の7’1″(約216cm)、PITのケニー・ゴーインズくん(Kenny Goins)の7’0.5″(約214.5cm)、マリアル・シャヨックくん(Marial Shayok)の7’0.25″(約214.5cm)。

Shayokのカタカナ表記は暫定です。シェヨックとかシェヤックとかに聞こえることも多いです。ハイライト動画置いときますね。

あと、PITに参加していた、ジョーダン・マーフィーくんはオススメしたいSeniorの選手の1人なので、ハイライト動画置いておきますね。ちょうどいいタイミングでBig Ten公式から動画出てた🙌

Wingspanの短いTOP3は、Gリーグキャンプのジャスティン・ロビンソンくん(Justin Robinson)の6’1.5″(約186.5cm)、Gリーグキャンプのクリス・クレモンズくん(Chris Clemons)の6’2″(約188cm)、トレモント・ウォーターズくん(Tremont Waters)の6’2.25″(約188.5cm)と身長6フィート以下のコたちが並びました。

身長よりWingspanの方が短かいコがドラフトコンバインだけで2人います…タイラー・ヒーローくん(Tyler Herro)が靴なし身長6’4.5″(約194cm)でWingspanが6’3.25″(約191cm)、タイ・ジェロームくん(Ty Jerome)が靴なし身長6’4.25″(約193.5cm)でWingspanが6’4″(約193cm)。

ヒーローくんのOvertime Challengeの動画置いておきますね。

Pro Ball Combineでも2人ほど、身長よりWingspanの方が短かいコがいました。デズモンド・ベインくん*(Desmond Bane)が靴なし身長6’5″(約195.5cm)でWingspanが6’4.25″(約193.5cm)、マット・マクエイドくん(Matt McQuaid)が靴なし身長6’4.5″(約194cm)、Wingspanが6’4″(約193cm)。

身長比でWingspanの長いTOP5

靴なし身長 / Wingspan / 身長に対するWingspanの比率(Wingpsan÷身長)

1. テイレン・ホートン=タッカー(Talen Horton-Tucker)
6’2.5(約189cm) / 7’1.25″(約216.5cm) / 1.144

2. ナシール・リトル(Nassir Little)
6’4.5″(約194cm) / 7’1.25″(約216.5cm) / 1.114

3. マイルス・パウエル*(Myles Powell)/ Gリーグキャンプ
5’11″(約180cm) / 6’7″(約200.5cm) / 1.112

4. ジャレッド・ハーパー(Jared Harper)
5’9.75″(約177cm) / 6’5.5″(約197cm) / 1.111

5. Milik Yarbrough / PIT
6’5″(約195.5cm) / 7’1.5″(約217cm) / 1.110

身長に対するWingspanの比率が1.11を超えたのはこの5人だけ。THTの1.144はダントツの1位です。アタシがこの数値出して史上最高です、驚愕の1.14超え。

身長比でWingspanの長いTOP5に身長6フィート未満のコが2人入っているのは特筆すべきところかと。TOP5には入りませんでしたが、身長6フィート未満だとーセン・エドワーズくんも長くて、靴なし身長5’10.75(約180cm)、Wingspanが6’6″(約198cm)で比率は1.102。

一時期よりも減っていた気がする6フィート以下のコたちですが、ここ数年また目につくコが増えた気がします。去年もそうでしたが、小さくてもWingspan長いコが多くなってる気がします。気がしてるだけで確認してないですけど(汗

これ↑は2016年のドラフト予習中に思っていたこと。今回、前者にドンピシャなコがいないなって思ってたんですよね。

でもあれこれ見たところ、Pro Bball Combineに参加していたXavierのポール・スクラッグスくん*(Paul Scruggs)がいい感じかも。靴なし身長6’2.5(約189cm)、靴あり身長6’3″(約190.5)、Wingspan 6’10.5″(約209.5cm)。ちょっと重量感が足りないけど。スクラッグスくんはエントリー撤回したから、来季カレッジで見るのを楽しみにしよう。

「そうだジャスティンサイモンくんがいるじゃん」と思い出したジャスティン・サイモンくん(Justin Simon)は、靴なし身長6’4.5″(約194cm)、靴あり身長6’5″(約195.5cm)、Wingspan 6’11.5″(約212cm)。たぶんもうちょっとだけStanding Reachが低い方がより好み。

後者の方は、PJワシントンくんがピッタリなので、動画置いておきますね。靴なし身長6’6.5″(約199cm)、靴あり身長6’8″(約203cm)、Wingspan 7’2.25″(約219cm)。

あぁもぉWingspanについては1人ずつ数値見てあれこれ言いたいけどキリがないからひとまずこの辺で。

Standing Reach

Standing Reachが一番高かったのも!もちろんタコくん。昨年ドラフトコンバイン史上最高だったバンバくんの記録をあっさりと塗り替えています。驚愕のStanding Reachは10’2.5″(約311.15cm)。余裕でリムの高さ超えてますね。

この動画2014年のものですが、冒頭でタコくん踵上げずにリム掴んでます。
7’6 Tacko “Taco” Fall Is The Tallest High School Player In The World – YouTube

2番目に高かったのはPITのクリスト・クマジくんの9’9.5″(約298.5cm)。10フィート超えのインパクトは超えられませんが、これも昨年のバンバくんより高いです。Wingspanのとこでも書きましたけど、ホント去年あんなに驚いたのに…

3番目に高かったのは、ボル・ボルくんの9’7.5″(約293cm)。タコくんとクマジくんの前に霞んでしまいますが、これでも昨季のバンバくんと同じ高さなので史上TOP3級です。4番目に高かったのは、モーゼス・ブラウンくんの9’5″(約287cm)、5番目はPITのジェシー・ゴーバンくんとNeemias Quetaくん*の9’3.5″(約283cm)。

身長のわりにStanding Reach高いなぁって感じなのは、Gリーグキャンプのロバート・フランクスくん(Robert Franks)の靴あり身長6’8.75″(約205cm)、Standing Reach 9’2″(約279.5cm)とか、PITのデレク・パードンくん(Derek Pardon)の靴あり身長6’7.75″(約202.5cm)、Standing Reach 9’0.5″(約275.5cm)とか、ジョーダン・マーフィーくんの靴あり身長6’6″(約198cm)、Standing Reach 8’10″(約269cm)とか。

ロバートフランクスくんのハイライト動画置いておきますね。我がチームのワークアウトにも来てました👑

身長比でダントツのWingspanを誇るTHTはもちろんStanding Reachも高いんだけど、2番目のナシールくんとか2番目のマイルス・パウエルくんなんかはStanding Reachはそこそこ。

Standing Reachが一番低いのはGリーグキャンプのクリス・クレモンズくんとPro Bball Combineのタイ・コックフィールドくん(Ty Cockfield)の7’8″(約233.5cm)。2番目に低いのは、Gリーグキャンプのリンデル・ウィギントンくん(Lindell Wigginton)の7’9″(約236cm)、3番目に低いのは、トレモント・ウォーターズくんとPITのトゥーキー・ブラウンくん(Tookie Brown)の7’9.5″(約237.5cm)。

リンデルくんのStanding Reach低い!!。リンデルくん確かにWingspanも短いんですが(身長比1.04)、それにしてもStanding Reach低い!!!

3番目に低いトレモント・ウォーターズくんや、身長、Wingspanがリンデルくんと同じくらいのカイル・ガイくん(Kyle Guy)と見比べてみましょう。カイルガイくんのStanding Reachは同じくらいの身長のコの平均くらいの長さです。

リンデルトレモントガイルガイ
靴あり身長6'2.25"(約188.5cm)5'10.75"(約180cm)6'2.25"(約188.5cm)
Wingspan6'4"(約193cm)6'2.25"(約188.5cm)6'4.5"(約194cm)
Standing Reach7'9"(約236cm)7'9.5"(約237.5cm)7'11.5"(約242.5cm)

やっぱり低い!!まぁ考えてみるとリンデルくん前述のように腕長くないし、頭小さくない(肩の位置低い)し、脚も長くないし…とStanding Reach低い要素は揃ってます。はい。そのもろもろ短さは身体能力でカバーされているのかもしれないな…と思いたくなるような測定結果が出ているので、それはまた体力測定の話の時に。

リンデルくん今年のドラフトかわいこTOP3です😍

手の大きさ

PITは手の大きさの数値ありませんでした。

やっぱりですね、手が一番デカいのもタコくんなわけですよ。Hand Lengsも Hand Widthも10.5インチ(約27cm)。でもでも、アタシが見たことある測定値の中で一番手の大きかったエリック・モアランドくん(2014年のLAC主催のミニコンバイン)のLength 10.5インチ、Width 12インチ (約30.5cm)には及びません。

Hand Lengsはタコくんが一番長い(大きい?)んですが、Widthの方はそれより大きい(長い?)コが何人かいます。名前だけ挙げておきますが(モチベーションが高まらない笑)、Neemias Quetaくん*、タイラー・クックくん(Tyler Cook)、テレンス・デイビスくん(Terence Davis)、Mfiondu Kabengeleくん。

ちなみにテレンス・デイビスくんは、Hand Lengs 9.25インチ(約23.5cm)、Hand Width 10.75インチ(約27.5cm)なんですが、靴なし身長が6’3″(約190.5cm)で、身長のわりに手がデカいNo.1です。手の大きさがわかりそうな写真あったので貼っておきますね。

手が小さかったのは、えーっと、LengsもWidthも両方小さいのは、シャモリー・ポンズくん(Shamorie Ponds)かな。Hand Length 7.75インチ(約19.5cm)、Hand Width 8インチ(約20cm)でした。

似てるサイズの選手

ケルドン・ジョンソンくん(Keldon Johnson)は、マイルス・ブリッジスくんと同じくらいのサイズです。

ケルドン(2019)マイルス(2018)
靴あり身長6'6"(約198cm)6'6.75"(約200cm)
Wingspan6'9.25"(約206.5cm)6'9.5"(約207cm)
Standing Reach8'8"(約264cm)8'7.5"(約263cm)
体重216.4ポンド(約98kg)220.4ポンド(約100kg)
体脂肪率5.6%5.9%
Hand L89
Hand W9.259.75

ロミオ・ラングフォードくん(Romeo Langford)は、ハミドゥ・ディアロくんと同じくらいのサイズです。(ロミオくんの体重と体脂肪率の数値がないのでそこは省略)

そうそう、このサイズWingspanのとこで挙げた2パターンの次くらいに好きなバランスです❤

ロミオ(2019)ハミ(2018)
靴あり身長6'6"(約198cm)6'6"(約198cm)
Wingspan6'11"(約211cm)6'11.5"(約212cm)
Standing Reach8'7"(約261.5cm)8'7"(約261.5cm)
Hand L98.75
Hand W99

これもやってるとキリがないので、ひとまずこれだけにしておきますが、なんか思いついたら追記するでしょう。 というか、もうちょっといろいろ比べてみたいんだけど、ドラフトが迫ってるから…

はい。
では、次は体力測定についてです。
ドラフトの前に書けるんですかね…