NBAドラフト2020 予習: 身体測定 前編

思ってたよりもドラフト当日が迫っててビビってます。あと3日!!ドラフトといえば日本時間金曜日!って体内時計に染み付いてるんですけど、今年は違っていて日本時間木曜日! 木曜日です!

今年の開催日時にはいろいろとトラップが仕込まれていて、例年のドラフトは6月でサマータイム中だけど、今年は11月ですでにサマータイムは終わっているので、ETとの時差が違っています。更に!!当初は(というかちょっと前までは)現地(ET)7時PMからって告知されてたのに(参考)、いつの間にか現地(ET)8時PMからになってたよ!

つまり、えっと、日本時間の11/19(木)朝10時から?あってる?楽天リーグパスでの配信は9時半から始まるようです。
【11月19日(木)】「NBA Rakuten」でNBAドラフト2020を生配信 | NBA Rakuten

さて。ドラフト1週間前くらいになって、ようやく身体測定・体力測定の数値がNBA公式サイトにあがってきました🙌もう諦めかけてたよー。

こちらのツイートによるとドラフトコンバイン参加者は61名。

現状NBA公式サイトに身体測定・体力測定の数値が掲載されているのは45名分(うち身体測定だけのコが9名)でした。事前にTwitterで一部測定数値が流れてきてたのに、公式サイトに数値が載ってないコンバイン参加者が数名いるので、これで全員分ではないのかもしれません。

昨年のGリーグのプレドラフトキャンプにあたるようなものも、ヴァーチャルで開催されているようで、30名ほどが参加とか。こっちの測定情報あんまり流れてこないですね。
Everything to know about NBA G League pre-draft evaluation process

上位指名候補はコンバイン欠席のコも多く、参加しても測定ナシだったりしてるのでちょっと物足りなさもあるんですが、でもほらこれやらないと(アタシが)盛り上がらないから測定数値見ていきたいと思います🙌

前回の記事にも書いたとおり、今年のドラフトコンバインは例年のように参加者全員が一同に介して行われたわけではありません。(参考)つまり、例年のように全員が同じ場所・同じ条件で測定しているわけではありません。(同じルールに基づいて測定されててほしいけど、あまり厳密じゃなかったとしても驚かない…)

なので、今年の数値どれくらい信用できる(というか整合性がある)のかなと、過去数値と見比べたりしてみたんだけど、まぁアタシとしては、身体測定に関しては例年くらいの信用度かなと。本人の過去数値とくらべて腑に落ちないのもあったりするんだけど、それくらいならわりとありがちかなと。でも、体力測定に関しては、但し書きが必要な部分がありそうです。詳細は体力測定編の時に。

前置き長くなったけど、身体測定の結果を見ていきましょう。 やっほーい。
NBA.com/Stats | Draft Combine Anthrometric

身長(靴なし)

今回身体測定したコの大半は過去の測定数値があるので(Team USA関連とか夏のあれこれキャンプとか去年のコンバイン類とか)、前述のように今回の数値と見比べてみたんだけど、やっぱり靴なし身長が同じでも靴あり身長って測定した時によって違うのな。今更だけど改めて。昨季からNBAの公式身長も靴なしの数値となったことだし、ここでは靴なしの身長だけ見ていきたいと思いまーす。

今年のドラフトコンバインに参加した選手では、7フッターは1人もいませんでした。別に7フッター推しじゃないんですが(むしろ小さい方推し)ちょっとさみしいですね。ちなみに参加してない上位指名候補だと、ジェームス・ワイズマンくん(James Wiseman)が7フッターです。

一番身長が高かったのはニック・リチャーズくん(Nick Richards)の6’10.5″(約210cm)、二番目に高かったのはウドカ・アズブキーくん(Udoka Azubuike)の6’10″(約208cm)。アズブキーくんのハイライト動画置いておきますね。

次いでジャレン・スミスくん(Jalen Smith)、ケイレブ・ウェッソンくん(Kaleb Wesson)、ジーク・ナジくん(Zeke Nnaji)の3人が6’9.25″(約206.5cm)。

一番小さかったのはマーカス・ハワードくん(Markus Howard)の5’9.5″(約176.5cm)。6フィート未満は1人だけです。2019年のNCAAトーナメントでモラントくんと対戦した時のフルゲーム動画が見れるので、ぜひ見てみてください!

二番目に小さかったのは、グラント・リラーくん(Grant Riller)の6’0.25″(約183.5cm)。ドラフト候補生チェックするまで、グラントリラーくんのコトは全然知りませんでした。18-19シーズンの試合ですが、フルゲーム動画見れるので置いておきますね。

あとは、マイルス・パウエルくん(Myles Powell)、カシアス・ウィンストンくん(Cassius Winston)、デボン・ドットソンくん(Devon Dotson)が6’0.5″(約184cm)で、6-1未満。なんかここ魅力的なコが揃ってるじゃないですか♡

UKのガードのコたち、アシュトン・ヘイゲンスくん(Ashton Hagans)とイマニュエル・クイックリーくん(Immanuel Quickley)は、同じくらいのサイズです。アシュトン6’1.5″(約187cm)、クイックリー6’2″(約188cm)。2人のチームメイトであるタイリース・マキシーくん(Tyrese Maxey)は今回測定してないんですが、この写真を見た感じだと2人と同じくらいなんじゃないかなと。実際過去の測定数値もそんな感じだし。

ちなみに、アシュトンもクイックリーくんも、2年前にカレッジ公式の測定数値があって、クイックリーくんは今回も身長変わらずなんですが、アシュトンの方は0.75インチほど低くなってます。どっちの数値が怪しいのかはわかりませんが…

体重・体脂肪率

一番軽かったのはタイレル・テリーくん(Tyrell Terry)の170ポンド(約77kg)。二番目に軽かったのはアイザイア・ジョーくん(Isaiah Joe)の170.4ポンド(約77kg)、三番目はマーカス・ハワードくんの170.8ポンド(約77.5kg)。80kg未満なのはこの3人だけ。

タイレル・テリーくんは、NBAチームがドラフト候補生へのバーチャルインタビューの時に採用したIQテストの結果がすごくよかったとかいう噂です。
Tyrell Terry ‘broke a record’ for a basketball IQ test given by teams

一番体重が重かったのはゼイビア・ティルマンくん(Xavier Tillman Sr.)の266.5ポンド(約121kg)。わりとイメージと相違ない…というかティルマンくんの体重って過去に話題になってたことあった気が…と検索してみたところ、カレッジ入学したところからSophomoreシーズンのまでの体重についての記事がありました。(参考)その後また増えてるみたいだけど、カレッジ入学した時よりはまだ軽いみたいです。ティルマンくんのハイライト動画置いておきますね。

二番目に重かったのはウドカ・アズブキーくんの259.5ポンド(約118kg)。アズブキーくんは2年前(2018年)のドラフトコンバインにも参加していてその時の体重は273.8ポンド(約124kg)。大幅に体重減ったことはTwitterでも話題になってましたね。ちなみに、2014年のNike Elite 100の時の測定では、アズブキーくんの体重268ポンド(約121.5kg)だったので、約6年前よりも今回の方が軽いです。

あとは、ケイレブ・ウェッソンくん(Kaleb Wesson)が252.6ポンド(約115kg)で、250ポンド越えは3人。

去年は体脂肪率高いコがあんまりいなくって、ナズリードくんがぶっちぎりの14%だった以外は10%越えてるコはいませんでした。今年は10%越えが6人!多い!って思ったんだけど、過去のドラフトコンバインの数値みたところ、むしろ去年が少なかったみたいです。

体脂肪率が一番高かったのは、マイルス・パウエルくん(Myles Powell)の15.8%!ここ5年くらいのドラフトコンバインの数値では一番高いです。ちなみに、マイルス・パウエルくん去年はGリーグエリートキャンプに参加してたんですが、その時の測定では7.5%でした。体脂肪率2倍ってなんか不名誉な感じですけど(苦笑)、マイルス・パウエルくんカッコいいのでハイライト動画置いておきますね。

二番目に体脂肪率が高かったのは、体重が3番目に重かったケイレブ・ウェッソンくんで、12.5%、三番目はキリアン・ティリくんの12.43%。ティリくん去年のドラフトコンバインにも参加してたんですが、去年は身体測定してません。12%越えてるコがもう1人いて、タイション・アレギザンダーくん(Ty-Shon Alexander)の12.3%。

そーだ、タイション・アレギザンダーくんとマイルス・パウエルくんが対戦した試合(Creighton vs. Seton Hall)はフルゲーム動画見れるのでそれも置いておきますね。

あとはジョーダン・ウォラくん(Jordan Nwora)が11.68%、イライジャ・ヒューズくん(Elijah Hughes)が10.2%で、こここまでは10%越え。そーだこの2人の対戦(Louisville vs. Syracuse)もフルゲーム動画見れるので置いておきますね。

続いて体脂肪率低いコたち。今年も2%台がいましたよ!セオ・マリドンくん(Theo Maledon)が2.8%。カタカナ表記は暫定です。いくつか動画見たんですけど、英語だと「マラドン」っぽい発音なのかな。仏語だと「マリドン」っぽかったので、ひとまずマリドンにしてます。ドラフトで確認…というか公式のカタカナ表記に巻かれようと思います。

二番目に低いかったのは、ジャマイアス・ラムジーくん(Jahmi’us Ramsey)の3.4%。ジャマイアス・ラムジーくん(主に日本語圏で)あんまり話題になってない気がするんですけど、タイリース・マキシーくんと対戦した時のフルゲーム動画が見れるので、ぜひ見てください!下のリンクから。
2020.1.25 Texas Tech vs Kentucky

あとは、ジェイ・スクラブくん(Jayden “Jay” Scrubb)とジャレン・スミスくん(Jalen Smith)が3.7%、カリーム・マネくん(Karim Mane)が3.73%、ポール・エボアくん(Paul Eboua)が3.8%。エボアくんのカタカナ表記は暫定です。ここまでが4%未満。

ジェイ・スクラブくんはJunior Collegeからのアーリーエントリーです。19-20シーズンはNJCAAのPlayer of the Year。2シーズンJuCoでプレーした後、20-21シーズンから地元のLouisvilleに編入する予定だったんですが、とりやめてドラフトにエントリー。(参考)Facebookで配信されたフルゲーム動画を見ることができます。下のリンクから。
John A. Logan VS Vincennes University

アズブキーくんですは前述のとおり、2年前のドラフトコンバイン時と比べて体重は大きく減っていたんですが、体脂肪率は7.95%から9.61%と増えています。他にもここ2年くらいの数値と比べて体脂肪率の増えているコが何人かいるんですが、大きく増えているのは前述のマイルス・パウエルくん以外だと、ジョーダン・ウォラくん(去年のコンバイン7.8%→今年11.68%)ですかね。

逆に減っているのは、デボン・ドットソンくん(Devon Dotson)が去年のコンバイン5.9%→今年4.6%、アシュトン・ヘイゲンスくん(Ashton Hagens)が2年前のUK Pro Day7%→今年4.1%、CJエレビーくん(CJ Elleby)が去年のGリーグキャンプ5.3%→今年4.2%。CJエレビーくん動いてるとこ見たことなかったので、ハイライト動画置いておきますね。

最初の方で書いたように、公式サイトに測定数値載ってないけど、一部の数値がTwitterで流れてたコたちがいるので、参考までに貼っておきます。

カイラ・ルイスくん(Kira Lewis)

トレ・ジョーンズくん(Tre Jones)

ダニエル・オトゥルくん(Daniel Oturu)

今回はひとまずここまで。なんか思うとこあったら追記するかも。WingspanとStanding Reachは次回。